「健康」をめざすより「健康体」をめざしなさい

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「健康」をめざすより「健康体」をめざしなさい

 

「私は健康そのものです!」

 

そんな風にきっぱりと宣言できるほど、自分の健康に自信を持っている人は、さほど多くはいないと思います。

 

2014年1月に大阪市が発表した「からだの健康づくりのための指針」によると、定期健康診断の結果、「所見あり」とされた大阪市の職員の割合は、全職員の約7割を占めていたそうです。

とくに40代以降はその割合が増加し、コレステロールや血糖値、肝機能、血圧に問題を抱えている人も多くなっています。

 

また、健康診断で問題ない場合も、疲れやすい、風邪を引きやすいといった健康上の悩みを持っている人もいるはずです。

そんな現状においては、自分の健康に自信が持てない人が多いのも無理はないのかもしれません。

 

――そもそも、「健康な人」とはどんな方でしょうか

 

たとえ病気を発症していなくても、常に体調不良を訴えているような人はとても健康とはいえません。

また、筋骨隆々の立派な体格を誇る人、フルマラソンを走るほど体力がある人でも、すぐに風邪を引いてしまうようでは本当の意味で健康とはいえないはずです。

 

んなに忙しくても生き生きと最高のパフォーマンスを発揮できる「総合的に健やかな身体=健康体」を持っている人こそ、真に健康な人ではないかと考えています

 

いつも忙しいはずなのに、疲れた様子もなく風邪ひとつ引かない人。

パワーに満ちあふれた元気いっぱいの人。

 

興味深いのは、必ずしもそういう人が体格に恵まれているとは限らないということです。

冒頭でも触れましたが、筋骨隆々でも不健康な人がいるように、細身で小柄な人やぽっちゃり体型の人にも丈夫で健康な人はいます。

健康は見た目だけではわからないものなのです。

 

筋肉を鍛えたり、さまざまな健康法で身体の一部をケアしたりしている人の中には、部分的、あるいは一時的な「健康」を手にしただけの人もいると考えています。

 

たとえば、筋トレをすれば筋力は強くなるけれど、身体そのものが丈夫になるわけではありません。

マッサージをして血流をよくしても、それは一時的に老廃物が排除されただけで、本質的、根本的な解決策にはなっていないのです。

 

つまり、これらの対症療法は一時的な「健康」にプラスであるという意味では有効かもしれませんが、機能全体を底上げし、長く幸せに生きていくための「健康体」をつくるということにはまったく直結していません

 

体格に恵まれていなくても丈夫な人は、必ず全体的に機能が高い「健康体」を持っています。

だから、「身体の機能低下」による風邪や病気の前兆を引き起こすことがなく、いつまでも健康でいられるわけです

 

では、一時的に「健康」な人と身体のすべてがすこやかな「健康体」な人との違いは、いったいどこにあるのでしょうか。

 

その答えは、私たちが本来生まれながらに持っている、風邪や病気から身を守る機能を活用できているかいないかにある。

 

ではその機能とは具体的にどんなものなのか、話を進めていきたいと思います。

「免疫力をあなどるな! より」

 

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各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。

多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。

たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。

よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。

 

それぞれの栄養素のよい点を最大限に引き出すためには、多種類の栄養素をバランスよく摂取することが非常に重要です。

そのためには、食品を組み合わせて食べることが一番の早道。

ひとつの食品には多くの栄養素が含まれるので、組み合わせる食品の数を増やせば増やすほど、一度に多種類の栄養素をとることができます。

食事のバランスは効率のよい栄養素の摂取に直結しているのです。

 

ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

 

ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。

細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)・たんぱく質の合成や末梢神経(手足)、 中枢神経(頭)、認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。

細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。

ビタミンB12は主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。

加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。

 

ビタミンB12について?

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