生活習慣に悩んだら「細胞の声」を聞けばいい

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生活習慣に悩んだら「細胞の声」を聞けばいい

 

風邪を引いたり病気になったりする前に、口内炎、便秘や肌荒れといった形で身体はネガティブサインを出してくれます。

違う形だったとしても、あなたの健康がおびやかされそうになったとき、身体は必ずなんらかの警告を発しているはずです。

 

便秘が続いていねのなら、それは細胞たちがあなたに食生活のかたよりや規則正しい排便習慣が失われていることを教えてくれているサインです。

 

「このままでは大腸がんになってしまう」

「悪玉菌優位の腸内環境のせいで免疫力が下がってしまう」

 

こんなふうに、細胞たちは一生懸命あなたに伝えようとしているのです。

 

不眠や食欲不振、肩こりなどのネガティブサインが出たのなら、まちがった生活習慣が、あなたの身体を苦しめていることを細胞たちが知らせてくれているということです。

その声に気づくことができれば、あとは「逆のこと」をやってバランスを保ち、ストレスを取り除いてあげればいいだけです。

そうすれば、免疫機能は回復できるはずです。

 

でも、細胞の声に耳をふさいでネガティブサインをそのまま放置していたら、必ずあなたの免疫機能は低下してしまいます

免疫力が低下すると風邪を引きやすくなるだけではありません。

普段ではありえない病気にかかることもあるわけですから、とにかく注意が必要です。

 

私たちの身体には、腸内だけでなく皮膚や口腔内など、さまざまなところにたくさんの潜在菌が存在しています。

そのなかには私たちの健康に欠かせない善玉菌もいれば、私たちの身体に害をなす悪玉菌もいます。

また、普段は善でも悪でもなく、どちらにも属さない菌もいます。

じつは常在菌のほとんど、こういったどちらのグループに当てはまらない菌なのです

 

腸内細菌を例にあげると、その割合は善玉菌30パーセント、悪玉菌10パーセント、そのほかの菌が60パーセントくらいです。

私たちが健康なときには、だいたいこのような割合でバランスが保たれています。

 

しかし、免疫機能が低下したり、腸内環境が悪化して悪玉菌優位になったりすると、今までおとなしくして中立を守ってきた60パーセントの菌たちが豹変します

急に悪玉菌に同調しはじめ、有害な物質を出すなどの悪い働きをするようになるのです。

そのため、これらの菌は物事のなりゆきをみて、有利なほうにつく性質があることから「日和見菌」と呼ばれています。

日和見菌が原因で引き起こされる代表的な感染症としては、かつて院内感染が問題になったMRSA感染症や免疫力が低下した高齢者がかかる肺炎などがあげられます。

 

ネガティブサインのひとつとして紹介した口唇ヘルペス日和見感染のひとつです。

 

私たちが普段こうした日和見感染症を発症しないでいられるのは、日々、免疫細胞たちが私たちの身体を守り、維持してくれているからです。

その免疫細胞が元気を失って機能が低下し、健康が脅かされてくると、細胞たちが注意を呼びかけてくれます。

つまり、私たちの健康はボス細胞をはじめ、身体中にある60兆個の細胞に支えられて成り立っているということです。

 

そんな細胞たちに感謝しつつ、健康をはかる基準にもなる「細胞の声」にもっと耳をかたむけてほしいと思います

あなたが自身の生活習慣に疑問を感じたときにも、細胞たちがきっとその答えを教えてくれるはずです。

「免疫力をあなどるな! より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

ビタミンB12について?

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