私は批判屋さんが苦手である
「批判の好きな人」、これは私も大の苦手だ。
こういう人にとっては、すべての他人と世の中のできごとは批判の対象になるらしく、口を開けば何かの批判をしている。
政治、経済、芸術から同僚の仕事振り、異性、家庭、食べ物まで、批判の対象分野は広い。
話題を向けさえすれば、たちまちのうちに批判してくれる。
しかし、私はこういう人といっしょに食事をしたくないし、なるべくならともに時間をすごすのはかんべんしてもらいたい。
聞き苦しく、息苦しい。
イやなこと、嫌いなことだらけでは、人生がつまらなくなる。
だいいち、これだけ批判が上手であれば、もちろん私も批判の対象になっているにちがいない。
きっと、他のところでは私の批判をしているのだろう。
気の弱い私は、こういう人と親しくおつき合い願いたいとは思わない。
批判もときには必要だが、批判屋さんの批判にはだれも耳を傾けないから意味がない。
聞いてもらえない批判など、不快な騒音でしかないではないか。
これとは逆に、他人のいいところ、ものごとのよい面を見ている人は、いっしょにいて気持ちがいい。
おしゃべりも楽しく、食事をいっしょにしても食欲が進む。
こういう人がたまに何か批判をすると、ピリッとひきしまる。
めったに怒ったり、悪いことをいわないだけに、相手はおやっと思い、考えさせらられるのだ。
「これは心して聞かなければ」と思わせる。
批判屋さんの批判が「ああ、またいっているよ、うるさいなあ」と耳に栓をされるのとは大ちがいだ。
甘未の中に、ちょっとだけ塩を入れると、甘みが引きたつ。
これと同じではないだろうか。
塩も体には必要だが、塩ばかりなめさせられたのでは、たまったものではない。
また、逆に、甘いばかりでもダメだ。
「感じのいい人」は、ものごとの悪い面にも目をつぶらず、ちゃんと見ている。
しかし、ふだんはいいほうに注目し、前面に押し出す。
そしてときにチラッと意見をいって、ピリッとひきしめる。
「ほがらかに品よく生きる より」
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新しい生活パターンへの対応、とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。
ビタミンB12について?
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