私は親孝行についてこう考える
親孝行はしたい人がすればいい。
「親孝行はすべきだ」「親孝行をする人は偉い」という考えもあるが、考えてみれば、親を愛していれば自然とそうなるだろうと思う。
わざわざ「親孝行」を奨励しなければならないというのは、世間には、本当は親孝行なんかしたくない人が多いのではないか、という疑いも芽生えてくる。
親もそうそう長生きするとはかぎらない。
「親孝行したいときに親はなし」とはよくいったものだ。
親のためというより、あとから自分が後悔するのがイヤだから、という勝手な理由からでもいいから、思いついたら、今のうちに孝行しておくのがよいのではなかろうかと私は思う。
しかし、あんな親に孝行する気なんかまったく持てない、という人もいるだろう。
そういう人は、そのまま親に孝行をしなければよい。
親が死んでから後悔するかもしれないが、それはそれでしかたがない。
知り合いに、四十代で懸命に仕事をしている女性がいる。
彼女は、「もう、結婚して孫の顔を見せて親を喜ばせることはできそうもないので、せめてお金でできることで親孝行しておこうと思っている」という。
こういう考え方もあるので、それぞれ自分が気のすむような方法で孝行すればいいのだ。
それでも親が死んでしまったら「ああすればよかった、こうもすればよかった」と後悔するものである。
いちばん後悔しそうなのは、親はいつまでも生きていて、自分もいつまでも生きているとなんとなく思って、何にもしなかった人だろう。
人は間違いなく死ぬ。
死亡率百パーセントである。
明日死ぬかもしれない。
親が死ぬことばかり考えているが、先に自分が死ぬかもしれないのである。
そう考えたら、ぼやぼやしてはいられない。
今のうちに親不孝(・・)しておかないと後悔すると思う人は早目にどんどん親不孝(・・)し、親孝行しておかないと後悔しそうな人は、さっさと親孝行することをすすめる。
「ほがらかに品よく生きる より」
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「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
近年、動脈硬化の原因として新しく注目されているものに、ホモシステインというものがあります。
虚血性心疾患である心筋梗塞の発作を起こした人の2割程度にしか高コレステロール血症が見られないことから、これまで長い間、コレステロール以外に動脈硬化の原因となるものがあるのではないかと考えられていました。
そうして、ホモシステインがそのひとつの原因だと注目を集めるようになりました。
このホモシステインが動脈の壁に沈着すると、酸化される過程で血栓を引き起こし、血管を傷害して動脈硬化を引き起こすのです。
ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
ビタミンB12について?
https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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