前向きがダメなら、後ろ向きに生きてみる

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前向きがダメなら、後ろ向きに生きてみる

 

どうもやる気がしない。

これからどっちの方向に進んでいいかわからない。

あれがうまくいかない、こっちは行き詰まりだ。

人生にはそんなときがある。

すっかりぐったりして、友人に話すと、「そんなこといっても仕方ない、前向きに努力をしろ」とはげまされ、よけいに脱力感をもつ。

こんなことはだれにもあるだろう。

 

前向きの努力ができるうちはいいのである。

前向きの努力が不可能になったからこそ、疲れて落ち込んでいるのである。

お題目のように「前向き」と唱えられても、にっちもさっちもいかない。

口先だけで「そうか、前向きに努力してみるよ」といってみても、少しも解決にはならない。

たいていはそんな状況ではないだろうか。

 

車だって前にしか進めないのでは欠陥商品である。

後ろにも進めるからこそ方向転換できる。

車庫入れもできる。

人間も前に進むことばかりが努力ではない。

「後ろ向きの努力」というのもあっていいのではないか。

 

うつや無気力状態におちいった、集中できない、なかなかやる気が起こらない。

そんなとき、人はきっと「後ろ向きの努力」をしているのである。

そう考えてみる。

 

なんのための「後ろ向きの努力」か。

もしかしたら、人生の方向転換かもしれない。

車庫入れをして、オーバーヒートしそうなエンジンを休めるためかもしれない。

いずれにしても、後ろ向きに進む必要があるから、そうなっているのである。

「前向き」ばかりがいいことだと信じて、バックすべきところで前進してしまったら、大事故になるかもしれない。

上手に方向転換できずに、行きたくないところに着いてしまうかもしれない。

 

もし、今、うつや無気力状態におちいっているなら、それは「後ろ向きの努力」をする能力がそなわっているのであるから、心配しなくていい、と考えよう。

無理に前向きになおさず、自然と前向きになってくるまで待とう。

それまではのんびり後ろ向きに進んでいればいいのである。

きっと後になって、なぜ自分がバックしていたか、その理由がわかるときがくるだろう。

そういう気持ちの切り替え方もあるのだ。

「ほがらかに品よく生きる より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

ビタミンB12について?

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