「脳の疲れ」とは、大脳が興奮したままの状態

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「脳の疲れ」とは、大脳が興奮したままの状態

 

そもそも「脳の疲れ」とはいったいどのようなものかを、説明してみましょう。

 

脳の疲れは、「大脳」を酷使続けることによって発生します。

 

大脳は、人の認知機能を担う器官です。

 

この大脳を酷使すると、ボーッとして頭(認知機能)がスムーズに働かなくなります。

 

そこで、疲れを取るために眠ろうとすると、困ったことに、眠れなかったりするのです。

 

なぜなら、認知機能を担う大脳は「覚醒中枢」と結びついているからです。

大脳が過度の興奮状態になると、覚醒レベルも上がり、脳全体が休息モードに切り替わらなくなってしまうのです。

 

 

現代生活で大脳を過度に興奮させるのは、パソコンやスマートフォンなどデジタル機器を長時間、連続して使うことです。

 

それが睡眠障害の人を急増させている原因です。

今は五人に一人が不眠に悩んでいるといわれ、現代の生活習慣病の一つといえるでしょう。

 

きちんと睡眠を取ることは、人間の健康、快適な生活には不可欠です。

きちんとした睡眠が取れれば、人は朝、すっきりと目覚め、一日を元気に、快適に過ごせるはずです。

 

でも、よく眠れない……だからといって、睡眠薬を飲むのは、副作用の問題もあるので、好ましくありません。

 

やはり生活習慣を見直すことによって脳の睡眠機能を正常なものにし、人間に本来備わっている自然な睡眠を得ることが重要です。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

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