「おしゃべり」は人間同士のグルーミング

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「おしゃべり」は人間同士のグルーミング

 

直性肌を触れ合わなくても、心地よく誰かと「おしゃべり」をするだけでオキシトシンが分泌される、ということが脳科学で証明されています。

 

だから、「仕事帰りにちょっと一杯」がストレス解消に役立つのです。

「仕事帰りにちょっと一杯」にはグルーミングと同じ効果があります。

 

ワイワイ、ガヤガヤ、おしゃべりすること自体が大切で、おしゃべりの内容は基本的にどうでもよいのです。

 

ただし、難しい哲学談義や込み入った仕事の話はダメ。

 

「心地よさ」が絶対条件です。

気心の知れた同僚と楽しくおしゃべりをすることでオキシトシンが分泌されるのです。

 

 

女性は男性よりストレスに強いと一般に考えられていますが、これは、女性にはおしゃべりが好きな人が多いからだと考えられます。

 

おしゃべりが好きな人は、いつでもどこでも、機会を見つけては誰かと心地よくおしゃべりをする。

それによってオキシトシンが分泌され、「ストレス中枢」の興奮を鎮めているのです。

 

「ちょっと一杯」の場合は、アルコールがストレス中枢の興奮を鎮めているとも考えられます。

 

しかし、女性の場合にはアルコールなしでもOKなわけでも、やはり、人のストレス中枢の興奮を鎮静化する主役は、オキシトシンといえるでしょう。

 

 

ですから、男性も、もっと「おしゃべり」をしましょう。

 

以その効果を活用しましょう。

 

恋人とのおしゃべりでもいいですし、親友とのちょっとした長電話でもいいでしょう。

 

夕食を食べながらの家族団欒にも同じ効果があります。

 

子どもが遊びまわっているのをニコニコしながら見ているのだって十分なグルーミング効果をもたらします。

 

なお、SNSなどでの「おしゃべり」では、残念ながら、オキシトシン分泌には至りません。

 

なぜでしょうか。

 

デジタル化された文字情報は、大脳の「言語中枢」には届きますが、「情動中枢」にまでは届かないからです。

 

つまり「心地よさ」が生まれにくいのです。

デジタル文字は「事務連絡」には最適ですが、「心の交流」には向いていないといえるかもしれません。

むしろ絵文字のほうがよいと考えられます。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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最近、電車の中でキレる人を見かけます。

少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。

でも、最近は違ってきています。

しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。

受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。

この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。

これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。

 

セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。

これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。

平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。

セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。

そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。

 

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12について?

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