7.睡眠時無呼吸症候群が様々な病気のリスクを高める

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7.睡眠時無呼吸症候群が様々な病気のリスクを高める

 

■睡眠で気をつけたい7つのポイント

 

睡眠時無呼吸症候群は必ずしかるべき処置をする

7.睡眠時無呼吸症候群が様々な病気のリスクを高める

 

脳の健康を極端に妨げるのが、睡眠時無呼吸症候群です。

眠っている間に、ときどき呼吸が止まってしまう病気です。

 

気道の空気の流れが止まった状態が10秒以上あると無呼吸とされ、7時間眠るとして、無呼吸が一晩に30回以上または1時間に5回以上あれば、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

10秒以上の無呼吸といびきを繰り返すのが、典型的な症状です。

 

 

空気の通り道である上気道が狭くなるために起こる病気で、原因の多くは肥満です。

首周りの脂肪のために舌根が下がってしまい、気道を圧迫するのです。

つまり、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病と合併しやすい病気です。

 

扁桃肥大、鼻炎や鼻中隔湾曲といった鼻の病気、舌がもともと大きかったりアゴが小さいなどが原因の場合は、肥満とは関係なく発症します。

 

 

呼吸が少しでも停止すれば、血液中の酸素が不足します。

そのため深い睡眠が取れなくなり、夜中に何度も目が覚め、朝になっても疲れが抜けません。

慢性的な睡眠不足になってしまい、昼間も眠く、記憶力や集中力が低下します。

 

心臓、脳、血管に大きな負担をかけて動脈硬化を促進し、脳卒中狭心症心筋梗塞などを引き起こす危険性が高くなります

無呼吸状態で脳の酸素が一時的に少なくなると、アミロイドβ代謝異常が起こるというデータもあります。

 

したがって、睡眠時無呼吸症候群を治すことは、認知症の二次予防、三次予防においても欠かせません

治療には、経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAPシーパップ)が一般的です。

睡眠時に特殊なマスクをつけて空気を送り込み、気道を広げる治療法です。

もちろん、瘦せることも必要です。

「脳寿命を延ばす 認知症にならない18の方法 より」

 

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「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?

顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。

それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。

わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。

動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

 

近年、動脈硬化の原因として新しく注目されているものに、ホモシステインというものがあります。

虚血性心疾患である心筋梗塞の発作を起こした人の2割程度にしか高コレステロール血症が見られないことから、これまで長い間、コレステロール以外に動脈硬化の原因となるものがあるのではないかと考えられていました。

そうして、ホモシステインがそのひとつの原因だと注目を集めるようになりました。

このホモシステインが動脈の壁に沈着すると、酸化される過程で血栓を引き起こし、血管を傷害して動脈硬化を引き起こすのです。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

 

ビタミンB群は、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12について?

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