今からでも遅くない! 若いうちから「血流貯金」をしよう

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今からでも遅くない! 若いうちから「血流貯金」をしよう

 

血流力を高める7つの習慣を紹介しましたが、「そんなにあってもできない!」と思う方もいるでしょう。

その場合でも、「せめてこれだけは」というものがあります。

 

それは「運動をして、活動的になること」です。

 

運動によって、血圧、糖尿病、コレステロール、内臓脂肪、これらのすべてを解決できるのです

 

年齢を重ねるごとに、私たちの筋肉は徐々に衰えていきます。

20歳から80歳までに、全身の筋肉は平均で約15%減少します。

特に、下肢の筋力は約30%落ちます。

 

高齢の方の歩き方をみると、歩幅が小さく、地面の上を滑るようにしていると思います。

これは、下肢筋肉の低下によっておこるのです。

 

「歩行ができるかどうか」は、老後の生活の質を大きく左右します。

健康な高齢の方でも、ちょっとした病気化やケガをきっかけにして、歩くことが少なくなり、認知症や寝たきりにつながることがあるのです。

 

下肢筋力は「血流力」の維持にも、非常に重要な役割を果たしています。

心臓から下肢まで届いた血液は、静脈によって心臓に戻されます。

しかし、静脈には、動脈ほどのパワーはありません。

 

重力に逆らって血液を心臓に戻すためには、下肢の筋肉のポンプ作用によって、血液を押し上げる力が必要不可欠です。

足が「第二の心臓」といわれているのは、このためです。

 

複数の国際研究から「歩く速度が速いほど長生きできる」ということも、証明されています。

2011年に発表された研究結果では、歩行スピードが毎秒0.1メートル上がるごとに、平均寿命が伸びるようです。

 

2017年に発表されたイギリスの研究では、歩行が遅い人は、心筋梗塞脳卒中などの心血管疾患(心臓や血管の病気)による死亡が、1.7倍以上という結果が出ています。

 

つまり、下肢筋力を保つことが血流力の維持につながり、健康寿命を伸ばすことになるのです

 

 

下肢の筋力を保つためには、運動の他に、食事でタンパク質をとることも大切です

 

アメリカ人男性と女性(平均年齢約60歳)を対象にして、タンパク質の摂取、下肢除脂肪量(下肢の筋肉量を反映したもの)、下肢筋力について調べた研究があります。

 

結果は、動物性と植物性に関係なく、タンパク質を多くとっているグループでは、下肢除脂肪量が多く、植物性タンパク質を多くとっているグループでは、下肢筋力が強かったのです。

 

タンパク質の摂取量が多いと、高齢になっても下肢の筋肉量と下肢筋力が保たれる可能性があります。

 

また、摂取量が多いグループでは、1日の平均摂取量は100グラムでした。

この量をとるのはなかなか大変です。

 

しかし、この研究に参加したアメリカ人の平均身長は男性175センチ、女性161センチなので、あまり日本人と変わりません。

そのため、日本人でも90グラム以上はとった方がよさそうです。

 

ただ、習慣というものは、一度にたくさん始めても続かずに、挫折してしまいます。

今から少しずつ歩いたり、食事にタンパク質を取り入れたりすることを心がけましょう。

 

アメリカの心臓協会は、7つの簡単な生活習慣を提唱しています。

・体によい食事

・運動をして活動的になる

・体重を減らす

・適正血圧に保つ

コレステロールをコントロールする

・血糖値を減らす

・禁煙する

「『血流』をよくする 最高の習慣 より」

 

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ハーバード大学が20年にもわたって行なった調査によると、激しい怒りの後には、急性心筋梗塞狭心症などの心臓発作を起こすリスクが4.7倍まで急上昇するそうです。

ただ、血管に悪いとわかっても、怒りや嫉妬といった感情は自然に湧き上がってくるもの。

完全になくすということはできません。

避けることはできないのなら、湧き起こってきた怒りを以下に鎮めるか、ストレスが持続しないように、いかに発散するかが大事です。

 

カーッと頭に血が上ったとき、簡単にできるリラックス法が、息を吐くということ。

ふーっと腹式呼吸で息を吐くと、副交感神経の働きを強めてくれます。

オフィスでも、どこでもすぐにできるのでおすすめです。

 

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

 

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

ビタミンB群は、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

 

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