「ダークチョコレート」OR「ココア」

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「ダークチョコレート」OR「ココア」

 

ダークチョコレートは、カカオ70~85%以上のチョコレートのことです。

 

カカオを多く含むダークチョコレートやココアには、さまざまな効果があります。

 

まず、食物繊維は100グラム中に、11グラム以上含まれています

ゆでたごぼうで、100グラム中に、約6グラムの食物繊維が含まれていますから、その2倍近くの量がとれるわけです。

 

チョコレートもココアも、カカオ豆の抽出物からできています。

カカオ豆は、厳密には豆というよりも、カカオの実の種の部分です。

 

カカオに含まれる「カカオフラバノール」は、強力な抗酸化物質として働きます

 

また、血管内皮細胞へ一酸化窒素を作り出すよう促します。

血管を広げて血流を促進させることで血圧を下げ、血小板が集まって固まるのを抑制するのです。

さらに、抗炎症作用もあります。

 

食品の抗酸化力を測る実験によると、ココアはブルーベリーやアサイーなどの果物と比べて強い抗酸化力を持ち、フラバノールの量もポリフェノールの量も多いという傾向がありました。

 

また、22グラムのココアパウダーを含むダークチョコレート、砂糖を含むココア飲料、砂糖を含まないココア飲料とプラセボ(ココアパウダー0gの飲み物)を、それぞれとらせて比べたところ、ダークチョコレートとココア飲料は、砂糖の有無に関わらず、血管内皮細胞の機能を改善させました。

ココア飲料については、砂糖を含まない方がより改善効果があったようです。

 

 

高血圧にも効果があるようです。

2007年に発表されたデータによると、毎日6.3グラムのダークチョコレートを18週間食べ続けたところ、18週間後に上の血圧が約3mmHg(以下単位省略)、下の血圧が約2下がりました。

 

微々たる変化ですが、他の健康的な習慣と合わせて、食生活に取り入れて欲しいと思います。

チョコっとでよいみたいですからね。

 

コレステロールについては、どうでしょうか?

 

LDL(悪玉)コレステロールが酸化されてより悪い状態になったものを「酸化LDLコレステロール」といいます。

抗酸化作用が重要なのは、「LDL(悪玉)コレステロールを酸化させないため」といっても過言ではないでしょう。

 

どうやら、カカオを含む食品には、この酸化LDLコレステロールも下げる効果があるようです。

 

1日にそれぞれ13グラム、19.5グラム、26グラムのココアパウダーを4週間とって(飲料で)もらった研究では、いずれも酸化LDLコレステロールの値が下がりました。

 

LDL(悪玉)コレステロールが125mm/dl以上のグループで調べると、いずれのグループでもLDL(悪玉)コレステロールと酸化LDLコレステロール値が下がり、HDL(善玉)コレステロールの値が上がりました。

 

 

その他、ダークチョコレートを1日100グラムとることで、インスリン感受性(インスリンによる血糖値の下がり具合)が上がって、インスリン抵抗性が減ったとという研究があります。

 

ホワイトチョコレートやミルクチョコレートでは効果がないと思われますので、ご注意ください。

また、市販のミルクチョコレートには、安価の植物油脂が含まれていることが多いのです。

ちゃんと牛乳を使用して作った高級ミルクチョコレートならよいかもしれません。

 

ダークチョコレートに限らず、チョコレートをたくさん食べている人は冠動脈疾患が少ないかもしれないという研究もあります。

週5回食べているグループでは、この病気になる人が少なかったのです。

 

お菓子などの甘いものはなるべく控えたいですが、もし食べるなら、スナック菓子などよりはチョコレートを選ぶようにしましょう。

 

ダークチョコレートとココアは、どちらも血流力をアップさせるようです。

ただ、ココアは砂糖がたくさん入っているものがあるので、注意してください。

「『血流』をよくする 最高の習慣 より」

 

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「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?

顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。

それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。

わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。

動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

 

近年、動脈硬化の原因として新しく注目されているものに、ホモシステインというものがあります。

虚血性心疾患である心筋梗塞の発作を起こした人の2割程度にしか高コレステロール血症が見られないことから、これまで長い間、コレステロール以外に動脈硬化の原因となるものがあるのではないかと考えられていました。

そうして、ホモシステインがそのひとつの原因だと注目を集めるようになりました。

このホモシステインが動脈の壁に沈着すると、酸化される過程で血栓を引き起こし、血管を傷害して動脈硬化を引き起こすのです。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

 

ビタミンB群は、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12について?

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