爽やかな夜

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爽やかな夜

 

爽やかな朝、優しい夜。

 

どちらもよく聞く組み合わせだと思う。

前者は、晴れた日の朝のTV番組で、後者は歌謡曲の歌詞で。

 

けれど、形容詞と名詞の組み合わせを逆にすると、どうだろう。

優しい朝、爽やかな夜。

あまり聞いたこともないし、改めて聞いてもなんだかぴんと来ないのではないだろうか。

 

とはいえ、実際に「優しい朝」がないわけじゃない。

信州生まれの私は、寒気が緩む春の朝をたしかに皮膚感覚で「優しい」と感じたし、学生時代は奈良にいて、ミルク色の朝もやが立ち込める盆地の朝を視覚的に「優しい」とも感じていた。

 

「爽やかな夜」も同じだ。

たとえば夏の高原の夜、清々しい風に吹かれて、きらめく星座を見上げる。

それは、きっと爽やかな環境なのだけど、「爽やか」ということばはどうにも似合わない。

 

サワヤカの発音は、語頭のサと語尾のカが、口腔内に吹き渡る風と開放感をもたらしている。

朝らしい朝の風景そのままだ。

 

中盤のワヤは、膨張と揺れの音。

ワは、ウアを一拍で発音する。

口腔に奥まった感じをもたらすウから、開放感をもたらすアへの一瞬の変化なので、膨らむ感じがするのである。

続くヤは、イアを一拍で発音する。

口腔に鋭い緊張感をもたらすイから、開放感をもたらすアへの一瞬の変化なので、舌が揺れるとともに緊張緩和をもたらす。

 

この組み合わせは「物事が膨らんで揺れ、やがて弛緩する感じ」を作りだす。

まさに関西弁の「わや」にあたる。

「爽やかな朝」におけるワヤは、「これから始まる一日のさまざまなこと」を彷彿させている。

 

だからだろう。

サワヤカがもたらす解放感と雑多な躍動感は、朝にこそふさわしく、いかに清々しい空気の下であろうと、夜の帳には似合わないのである。

 

私たちは、無意識ながら、そのことを知っている。

そうして、自然に、ことばの組み合わせをチューニングしているのである。

「成熟脳 脳の本番は56歳から始まる より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

ビタミンB12は主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。

加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。

ビタミンB12は、胃の粘膜から分泌される内因子という糖タンパクと結合し、腸で吸収されます。

そのため胃の病気や高齢で吸収が悪くなっている人などの場合は吸収されにくくなるので、欠乏症状が現われやすくなります。

ビタミンB12は細胞の生成にとって重要な、核酸たんぱく質の合成に関わっているため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

 

ビタミンB12について?

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