女にとって、共感はいのち

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女にとって、共感はいのち

 

女性脳にとって、共感は重要だ。

真実演算をうまく走らせるだけではない。

余剰なストレス信号が、共感してもらうことによって鎮静化するという機能もある。

 

女性脳は、「怖い」「つらい」「ひどい」「痛い」など危険や危機に伴う感情が、男性脳より強く働き、長く続くようにプログラミングされている。

 

理由は、危険な事態に自分を追い込んだプロセスを、脳が解析する時間を稼ぐためだ。

感情を長引かせて、その感情に至るプロセスから知を切りだし、自分を二度とその事態に追い込まないように(逆にいい感情なら再びその事態に至るように)、脳に書き込むのである。

 

というわけで、妻が「なんだか、腰が痛くて」と言ったときも、するべきは共感。

「あー腰が痛いのか、そりゃ、つらいな」と言うのである。

 

それだけで、妻の脳では、ストレス信号が減少。

ときには、痛みもちゃんと軽減する。

 

なのに、「医者に行ったのか」なんて言われた日には、ストレス信号が倍増する。

「もんでやろうか」なんて言われるのも、余計なお世話。

 

しかし、ゴール指向問題解決型の男性脳は、たいていは、どちらかを口にする。

かくして、妻はいつも不機嫌な生き物、となってしまうわけだ。

 

だから、とにかく共感してあげて、と男性たちに説いて回っているのだが、男性たちからは、「そうやすやすと共感はできないよ」というため息が漏れる。

 

たとえば、妻と隣の奥さんがトラブルになったとき、どう考えても妻が悪かったら、共感なんてできないだろう、と。

 

いや、そんなときこそ、篤く共感してやるべきなのだ。

「きみの気持ちは、よくわかるよ」と。

 

「気持ちはわかる」と「でも、きみが悪い」は、女性脳の中では共存できる。

「気持ちはわかるよ。ほんとに、よく、わかる。でも、相手の言ってることも一理あるかも」は、ありなのだ。

 

男は、間違っている相手に共感することができない。

正義感が強いからね。

 

でも、ここは、正義感を少し曲げてほしい。

「気持ちがわかる」と言ってあげれば、ストレス信号が鎮静化して、人の話を聞けるのだから。

消化器で火を消すのと変わらない。

 

夫婦で別々のものをチョイスするときも、「あー、きみは○○なのか。わかるよ、○○好きだもんね。でも、ぼくは××だな」と、妻の気持ちにだけでも共感するという手もある。

「成熟脳 脳の本番は56歳から始まる より」

 

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脳の中では、運動会のリレーのように、神経がバトンをつないで、指令を伝達していきます。

しかし、たとえばC地点の神経細胞が倒れてしまい、指令がそこで止まってしまう、という事態が起こります。

このとき、すぐにC地点の神経細胞を救出できれば復活したのですが、時間が経ち、死んでしまって、その指令も届かなくなる。

これが運動麻痺や言語障害の起こる理由です。

 

ところが、脳のすごいところは、C地点から今度はほかのルートでバトンを渡そうとするのです。

新たなルートで、新たなリレーのチームを作り、「言葉を話す」という指令を伝えようとします。

この新チームは、以前のチームのようにバトンの受け渡しがうまくなく、スムーズに指令が届きません。

しかし、何度も繰り返し練習するうちに、だんだんうまく指令が伝わるようになっていきます。

このようにして、死んでしまった神経細胞は復元しないけれど、ほかのルートで代用できれば、言葉がある程度話せるようになり、失語症もよくなっていくというわけです。

 

ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。

このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。

高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。

その中でも重要なものがビタミンB12なのです。

脳科学の発達によって、さまざまなことがわかり、新たな試みがされています。

 

ビタミンB12について?

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