【心得5】「すぐに検索」をやめてみる

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【心得5】「すぐに検索」をやめてみる

 

漢字は普段から手書きで書いていないと、どんどん書けなくなっていきます。

たまに書類などを記入するときに、簡単な漢字が書けなくてハッとしたことがある人が少なくないのではないでしょうか。

 

そんなふうに漢字が思い出せないとき、いつもどうしていますか?

きっと、ほとんどの方はポケットからスマホを取り出して、辞書検索をして「そっか、この字だった」と思い出しているのではないでしょうか。

たぶん漢字だけでなく、有名人の名前が思い出せないときも、本のタイトルが思い出せないときも、そうやってパパッと検索をするクセがついている人も多いことでしょう。

 

でも、いつもそうやってスマホまかせにしていたら、思い出す力が落ちてしまいます。

人間の「使われない機能」は低下していく運命にあります。

何かを考えたり思い出したリするのに、いつもスマホを利用してばかりいると、脳の考える機能が低下してしまいかねないのです。

 

とくに最近は、スマホに話しかければ、その音声を認識して疑問や問題を解決してくれるような便利機能も搭載されています。

便利だからといって、何でもスマホに考えてもらったり決めてもらったりしていては、どんどん自分の頭を使って考える機会が減ってしまうことになりますよね。

 

ですから、スマホに“考えさせる”のもほどほどにしなくてはなりません。

 

別に、書けない漢字を思い出したり、出てこない固有名詞を思い出したり、歴史年号や元素記号を調べたり、仕事や勉強でレポートを書いたりするのに「絶対スマホを使うな」などというつもりはこれっぽっちもありません。

現に私自身も、分からないことをスマホで検索することがしょっちゅうあります。

ただ、「何の疑問も持たずに、なんでもかんでも全面的にスマホに頼ってしまうのは、さすがにマズイだろ」と考えているのです。

 

そうは思いませんか?

 

要は程度問題。

スマホばかり使って脳の機能を衰えさせてしまうなんてことのないように、“適度に”“かしこく”利用していけばいいのです。

 

そしてそのためには、どこまでスマホに考えさせるか、どこから自分の頭で考えるかの「自分なりの線引き」を持つことが大事になるのではないでしょうか。

 

たとえば、私の場合は、「自分じゃなくてもできる雑用系の作業」の場合はじゃんじゃんスマホやパソコンを活用して、できるだけ合理化しようと考えていますが、「自分じゃないとできない思考系や判断系の仕事」の場合は、できるだけ自分の頭でじっくり深く考えて答えを出そうと決めています。

それと、漢字や固有名詞など、何かが思い出せないようなときは、1分くらい自分の頭で思い出そうと粘ってみて、それでもダメならスマホやパソコンの力を借りることにしています。

 

こういうふうに、“ちょっとした心がけ”でも、あるとないでは大きく違ってくるものです。

ぜひ、「自分の脳を使う作業」と「自分の脳の代わりにスマホを使う作業」の自分なりの線引きをつくって、スマホに接していくようにしてみてはいかがでしょうか。

「その「もの忘れ」はスマホ認知症だった より」

 

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脳の中では、運動会のリレーのように、神経がバトンをつないで、指令を伝達していきます。

しかし、たとえばC地点の神経細胞が倒れてしまい、指令がそこで止まってしまう、という事態が起こります。

このとき、すぐにC地点の神経細胞を救出できれば復活したのですが、時間が経ち、死んでしまって、その指令も届かなくなる。

これが運動麻痺や言語障害の起こる理由です。

 

ところが、脳のすごいところは、C地点から今度はほかのルートでバトンを渡そうとするのです。

新たなルートで、新たなリレーのチームを作り、「言葉を話す」という指令を伝えようとします。

この新チームは、以前のチームのようにバトンの受け渡しがうまくなく、スムーズに指令が届きません。

しかし、何度も繰り返し練習するうちに、だんだんうまく指令が伝わるようになっていきます。

このようにして、死んでしまった神経細胞は復元しないけれど、ほかのルートで代用できれば、言葉がある程度話せるようになり、失語症もよくなっていくというわけです。

 

ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。

このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。

高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。

その中でも重要なものがビタミンB12なのです。

脳科学の発達によって、さまざまなことがわかり、新たな試みがされています。

 

ビタミンB12について?

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