◆ベストな糖質のとり方

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◆ベストな糖質のとり方

 

【摂取比率】

 

1万5000人以上を25年にわたって調査したアメリカの研究によると、糖質の摂取割合と死亡率の間にはU字型の相関があり、全摂取カロリーの50~55%を糖質からとっているグループの死亡率が最低となることが示されています。

つまり、糖質をとりすぎても、制限しすぎても死亡のリスクが上がるということです。

 

一方、世界の5大医学誌のひとつである英国の「ランセット」に2017年に掲載された論文では、「炭水化物しかとれないように、バランスに欠けた貧しい食事をとらざるを得ない人は死亡率が高い」ことが示されています。

 

したがって、現状では、糖質の摂取比率は少し幅を持たせて45~60%くらいが妥当と考えます。

 

 

【摂取すべき糖質】

 

主食となる白米をとるときは、少し玄米や雑穀を混ぜて食べるようにします。

これらの食品には食物繊維が多く含まれ、白米を食べたときより血糖値の上昇が緩やかになり、糖尿病や心臓病の予防効果が期待できます

パンも食パンばかりではなく、全粒粉や胚芽パン、ふすまパンなどをとるようにします。

また、添加糖類のとりすぎ、特に甘味飲料の飲みすぎは、肥満のリスクを高めるため、極力控えるべきです。

「老けない人は何が違うのか より」

 

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血管力を高める食事は、炭水化物(糖)、塩分を少なめに、HDLコレステロール値を上げる食材を選ぶのが基本です。

これに外せないものが、たんぱく質を十分に摂る食事を心がけることです。

 

血管はアミノ酸たんぱく質コレステロールなどの脂質によってつくられます。

アミノ酸は普通の食事をしていれば十分にとれるので、動物性たんぱく質を意識しましょう。

たんぱく質はとくに血管中膜の結合を強くします。

動脈壁そのものを強くするので、脳出血などを防ぎます。

 

各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。

多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。

たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。

よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。

 

ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

 

ビタミンB12について?

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