サーカディアンリズム(太陽のリズム)に合わせた生活をする

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サーカディアンリズム(太陽のリズム)に合わせた生活をする

 

◆体温やホルモン分泌は太陽のリズムに同期している

 

歴史の中で人類が獲得してきた体の仕組みのひとつに、体内時計があります。

簡単にいえば、お日さまが昇るとともに起き、お日さまが沈むとともに寝る。

体のさまざまな働きも、そのリズムに同期しているというものです。

ですから、そのリズムに合わせた生活をすることが大切です。

 

カニズムはこうです。

太陽の光が目に入ると、脳の視交叉上核という体内時計を統率する中枢が刺激を受け、そこからすべての臓器に「朝ですよ、起きて動きましょう」という指令が飛び、体は活動モードに入ります。

暗くなると、逆に「夜ですよ、休みましょう」となるわけです。

 

これは概日リズム(サーカディアンリズム)と呼ばれ、体温やホルモン分泌など体の基本的な機能は、地球の自転による24時間周期の昼夜変化に合わせて活動していることが分かっています。

 

身近な例でいえば、「昼間のビールはよく効くなあ」と感じたことはありませんか。

これは、アルコールの代謝も概日リズムに支配されているからです。

 

私たちの体は、食事からのエネルギーを昼間は活動に使い、夜は細胞の修復や維持、脂肪としての蓄えに当てるようにできています。

いや、そのような生活パターンに適合してきたわけです。

 

事態が変わったのは、19世紀後半になって電気が発明されてからです。

今では、夜の時間帯の活動も増え、それに伴い、夜遅くに食事をしたり飲酒することは珍しくありません。

 

しかし、生活習慣は変わっても、体のつくりは原始時代と大きく変わっていません。

夜遅い時間に食事をすると、肥満が助長される一方で糖分が血中にあふれ、それだけ多くのAGEがつくりだされることになります。

「老けない人は何が違うのか より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

ビタミンB12について?

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