大豆がダイエットに効く理由
成長ホルモンの分泌を活発にするアルギニン
アルギニンは、非必須アミノ酸のひとつですが、体内では合成量が少なく必須アミノ酸とともに食事で積極的に摂取したい栄養素です。
このアルギニンは血管内で一酸化窒素(NO)の生成を促し、動脈をしなやかに拡張してくれるので、動脈硬化や脳梗塞、血圧の安定化に効果があるといわれています。
また、成長ホルモンの分泌を活発にすることでも知られています。
大人には非必須アミノ酸であるアルギニンも、子どもの成長期には欠かせない必須アミノ酸となるのです。
とはいえ大人になってからも重要な役割を果たすことが分かっており、主な働きは、病気への抵抗力や免疫力を高め、新陳代謝を促すなどの健康効果や、ダイエットに欠かせない脂肪を燃焼させる力を高めることが挙げられます。
アルギニンが多く含まれる食品は、大豆製品や魚介類、肉類ですが、ダイエットの観点から見ると脂質の少ない大豆製品がおすすめ。
また、アルギニンの摂取とともに成長ホルモンの分泌を促すのが質のよい睡眠。
22~26時の間に成長ホルモンが最も多く分泌するといわれ、このゴールデンタイムの睡眠こそがダイエットに有効で推奨されている所以(ゆえん)でもあります。
しかし、睡眠を十分に取っても成長ホルモンは加齢と共にどんどん分泌量が減るので、特に意識してアルギニンを摂取することが必要になってきます。
大豆がダイエットにおすすめな理由
・低脂質・低カロリーなものが多い
動物性のたんぱく質と比べ、低脂質、低カロリーのものが多いので、多めに食べても太りにくいというメリットがあります。
・アルギニンが豊富
大豆製品には、脂肪の分解に関連するホルモンの分泌を高める働きを持つアルギニンが含まれています。
アルギニンが豊富に含まれている大豆製品
・油揚げ
・納豆
・高野豆腐
・みそ・しょうゆ
・湯葉
・豆乳
「たんぱく質の話 より」
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人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。
一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン・活性酸素)が増えるといわれています。
また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。
ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12について?
https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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