運動をしない日にたんぱく質は不要?
休息日にも摂取するべき
運動とたんぱく質の摂取がセットなら、運動をしない日はたんぱく質を摂る必要がないかといえば、それは絶対にNO!
たとえ運動を休む日であっても、たんぱく質の摂取は決して休んではいけないのです。
運動している間は、筋肉が分解されるカタボリックの状態へと進みます。
しかし、運動時に食事を摂り、たんぱく質やエネルギー源としての糖質が補給されると、筋合成のスイッチが入ってアナボリックへと移行します。
特に適度な負荷をかけた筋トレ後24~48時間までは、筋肉の合成が高まっており、筋肉が効率よくアミノ酸を取り込める時間帯です。
この期間こそが、筋肉の生まれ変わるゴールデンタイムといえるのです。
この間、運動をしないからといってたんぱく質の摂取を怠ってしまったらどうなるでしょうか。
せっかく筋肉が生まれ変わろうとしているのに、その材料となるたんぱく質が十分に届かなければ筋合成は進みません。
また、運動する日としない日で摂取するたんぱく質の量を調整してしまう人もいますが、運動後の休息日にこそ、しっかりとたんぱく質を摂取することが重要です。
1日の目標量は運動している人同じ、体重1kgあたり1.6g。
毎食20~30gを目標に、特に朝は十分な摂取を心がけることで、効果的な筋肉増強が望めます。
運動しないときでもたんぱく質は絶対必要!
一般的には筋トレ直後にたんぱく質を摂取することがすすめられていますが実は運動の24時間後も筋肉のたんぱく質合成率は高いまま。
つまり、筋トレしない日でもたんぱく質を補う必要があります。
運動直後のたんぱく質摂取は最も大きな効果が
24時間たっても相乗効果が期待アリ!
ここで摂らないともったいない
普段と同じ量を摂ってOK
体重×1.6g
毎食20~30gは摂るようにしましょう
※体の主なエネルギーは糖質です。
食事を抜いたり、糖質制限ダイエットなどを行っていたりすると、糖質の供給が追いつかず、エネルギー源が不足します。
すると糖質に変わるエネルギー源として、体脂肪や筋肉を構成するたんぱく質が利用されるようになるのです。
筋肉のたんぱく質がエネルギーに変わるために分解されることを「カタボリック」といいます。
反対に食事からたんぱく質が摂取され、アミノ酸の血中濃度が上昇すると、筋肉では筋たんぱくの合成が始まります。
これを「アナボリック」と呼びます。
このように筋肉は1日のなかで合成と分解、すなわちカタボリックとアナボリックの状態を繰り返しているのです。
カタボリックの進行を防ぎ、アナボリックを促すには、タイミングよくたんぱく質を摂取することが重要。
まずは朝食でしっかりとたんぱく質を摂ることを心がけましょう。
そして昼食ではたんぱく質と併せて糖質も適度に摂り、体がエネルギー不足に陥るのを防ぎます。
夜はきたるカタボリックに備え、質のよいたんぱく質を十分に摂取することが大切です。
「たんぱく質の話 より」
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からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類を総称して「ビタミンB群」と呼んでいます。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン・活性酸素)が増えるといわれています。
ビタミンB12について?
https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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