ポリフェノールの効果はたったの2~3時間
こまめにとってアンチエイジング
ポリフェノールは、植物が持つ色素や香り、苦みなどの化学成分である「ファイトケミカル」の一種で、優れた抗酸化作用があることで知られています。
抗酸化作用とは、内臓や血管、皮膚などの老化を促進させる「活性酸素」を抑える働きのこと。
ポリフェノールを含む食品を積極的にとることで、活性酸素による体へのダメージが軽減され、アンチエイジングの効果が期待できます。
ポリフェノールには水に溶けやすく、体内に吸収されやすい特性があり、摂取後約30分で抗酸化作用が現れ始めます。
効果が早く現れる一方で排泄されるのも早く、その持続時間はほんの2~3時間ほどと見られています。
そのため、ポリフェノールは1日を通してこまめにとることが大切です。
ポリフェノールには約5000以上もの種類があります。
代表的なものとしては、赤ワインやブルーベリーに含まれる「アントシアニン」、緑茶や紅茶に含まれる「カテキン」、チョコレートの原料であるカカオに含まれる「カカオポリフェノール」、そばに含まれる「ルチン」、大豆に含まれる「イソフラボン」などです。
これらの食品を食事のたびに少しずつでもとることにより、ポリフェノールの抗酸化作用を長く持続させることができるのです。
ポリフェノールが含まれる食材
ポリフェノールは多くの植物に存在する色素や苦み、渋みのもととなる成分。
老化やがん、生活習慣病の原因となる活性酸素を消去する抗酸化作用があるため、若さや健康を保つのに効果的です。
ワイン
緑茶
そば
大豆
チョクレート
効果はたった2~3時間
こまめに食べることが大切!
水に溶けやすく吸収されやすいため、摂取してからわずか約30分後には効果を発揮します。
しかし、体内にほとんど貯蔵されないため、効果は2~3時間しか持続しません。
「栄養素の話 より」
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「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
近年、動脈硬化の原因として新しく注目されているものに、ホモシステインというものがあります。
虚血性心疾患である心筋梗塞の発作を起こした人の2割程度にしか高コレステロール血症が見られないことから、これまで長い間、コレステロール以外に動脈硬化の原因となるものがあるのではないかと考えられていました。
そうして、ホモシステインがそのひとつの原因だと注目を集めるようになりました。
このホモシステインが動脈の壁に沈着すると、酸化される過程で血栓を引き起こし、血管を傷害して動脈硬化を引き起こすのです。
ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
ビタミンB群は、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
ビタミンB12について?
https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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