Step1人間関係に悩まないコツ
○成功脳の人は
他人ではなく自分の行動を変える
×ざんねん脳の人は
他人が変わってくれることを期待する
社会人の抱える悩みの定番といえば、職場の人間関係です。
多くの人々が職場の悩みで相談に来ます。
最初は「仕事がうまくいかない」「コミュニケーションがうまくいかない」といったことをおっしゃるのですが、話を聞いていくと、結局のところ、その原因は特定の上司や同僚との軋轢であることが多いのです。
ストレスを軽減するための大前提として「他人を変えることは難しい」ということを理解してください。
そうした前提が理解できないと、いつまでたってもストレスを軽減することはできません。
変えられるのは自分自身だけなのです。
■生活習慣のリズムを少しだけ変えてみる
そこでよくお話しするのが、良好なコミュニケーションをつくるにはある程度時間がかかること、そして生活習慣のリズムを少しだけ変えてみるということです。
といっても大げさなことではなく、たとえば今までよりも10分でも20分でも早く出社してみる――これだけでもいいのです。
本当は会社や部署を替わるのが一番いいのでしょうが、現実的にはなかなかそうもてきません。
そこで、自分の行動を変えてみること――例えばいつもより30分早く出勤してデスクの周りを整理整頓してみるとか、事務仕事をなるべく朝のうちに片付けるようにして、営業職として外に出る時間を増やしてみることを試してもらったのです。
自分が行動パターンを変えると、お互いの行動のタイミングが変わり、場に変化が生まれます。
人との関係性が必ず変わるのです。
その人も、そうすることで上司との接点が変わり、態度も変わったそうです。
もうひとつ例をあげれば、ある女性は自炊して、弁当も自分でつくって持っていくという習慣を取り入れました。
自炊のよい点は、忙しく勉強や仕事をしながら、朝昼晩のメニューを考えて、買い物をして、料理して……と運動系や記憶系なども総動員して違う脳番地を使うことにあります。
人付き合いも、外食の回数も、お金の使いかたも変わりますから、脳に新しい情報も入って、とてもよい習慣になるのです。
また、自炊を始めたことで、職場でもそれまであまり会話のなかった社員とのコミュニケーションが生まれ、仕事の評価も上がりました。
生活を朝型に変えるとか、弁当をつくって持っていくとかの些細なことでもよいのです。
今までの行動を変えると、必ず人との関係性が変わります。
■職場以外で新しい体験を積む
悩んでいる人の相談に話を戻すと、もうひとつのアドバイスは、職場以外で新しい体験を積むことです。
上司の価値観や基準に振り回されないように、そして自己基準を確固たるものにするためにも、新しい体験を積むことは有効です。
と同時に、職場以外で自分を評価してくれる場所を持つことも大事です。
それは、仕事に関する業績でなくてもいいのです。
人柄を評価してくれて、親しく話ができる人間関係を会社以外にも広げていきましょう。
成功脳になる正しい脳の使いかた!
自分が変えられることは
何かを考える
「1万人の脳を見てわかった!「成功脳」と「ざんねん脳」 より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。
ビタミンB12について?
https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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