<第1章>その5 しょうが紅茶を飲む
<第1章>その5 しょうが紅茶を飲む
《しょうがは血流をよくして体を温める》
「しょうがは体にいい」ということを聞いたことがあると思います。
これはもちろん迷信ではなく、実際に免疫力アップにつながる食材なのです。
しょうがに含まれる辛味成分、ジンゲロールは、抹消の血管を拡張させ、血流をよくします。
すると、基礎代謝が上がって体温が上がるのです。
そんな健康食材であるしょうがを、効果的にに摂取するのにオススメなのが、温かいしょうが紅茶です。
作り方は簡単です。
まず、カップに温かい紅茶を入れます。
ティーバッグを使ったものでかまいません。
そこに、すりおろしたしょうが、またはしょうがのおろし汁を小さじ1~2杯加えましょう。
最後に、黒砂糖かはちみつを入れてかきまぜ、味を整えて完成です。
しょうがをすりおろすのが面倒であれば、市販のチューブ入りしょうがを使ってもかまいません。
試しにこの紅茶を飲んでみれば、すぐに体の芯からポカポカと温まってくるのが実感できるはずです。
ポットなどに入れて、いつでも飲めるようにしておくとよいですが、とくに効果的なタイミングは、朝食の前後、昼食や夕食の前、そしてお風呂に入る前、の3つです。
これらを意識しながら、水分はできるだけしょうが紅茶でとる生活を取り入れてみてください。
しょうが紅茶の作り方と効能
1.カップに温かい紅茶を入れる
2.おろし金でしょうがをすりおろす
(小さじ1~2杯)
3.紅茶にすりおろしたしょうがと黒砂糖かはちみつを入れ、かき混ぜる
◆しょうが紅茶の効能
風邪の予防
↓
ダイエット
↑
便秘改善
しょうが紅茶には、体を温める作用と利尿作用がある。
それらの作用によって、水分に加えてさまざまな老廃物がスムーズに排出される「デトックス効果」が得られる。
血行も促進されるため、肥満や頭痛、肩こりや便秘を避けることもできる。
「免疫力の話 より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類を総称して「ビタミンB群」と呼んでいます。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン・活性酸素)が増えるといわれています。
ビタミンB12について?
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