<第2章>免疫力を上げる居酒屋おつまみベスト3
《揚げ物ばかりはNG ヘルシーなものを選ぶ》
居酒屋のおつまみというと、唐揚げやフライなど、カロリーの高いものを連想しがちです。
しかし、居酒屋メニューをよく見て、体にいいものを選んでいけば、意外とバランスのいい食事ができるのです。
オススメは、納豆を使ったおつまみです。
納豆オムレツやイカ納豆など、店によって工夫を凝らした料理があり、食べやすいものも多くあります。
納豆自体にタンパク質が豊富に含まれているのに加え、納豆菌には腸内環境を整える働きもあります。
さらにはネバネバ成分のナットウキナーゼには、血液をサラサラにする効果もあるのです。
次にオススメなのは、カツオのたたき。
旬の時期には多くのお店で食べることができるでしょう。
こちらは、血流をよくするEPAが豊富に含まれており、免疫力がアップします。
最後に、居酒屋の定番メニューであるもつ煮込みも体にいい効果をもたらします。
疲労回復の効果があるビタミンB群に加え、免疫力を上げる効果のある亜鉛もとることができます。
お酒に酔うと満腹を感じるホルモンが抑制され、食欲増進のホルモンが分泌されてしまうため、ついつい食べすぎてしまうという結果になりがちです。
体にいいおつまみを選び、お酒の適量を守って楽しむことが一番大切なのです。
免疫力を上げる居酒屋おつまみベスト3
1.納豆料理
ナットウキナーゼには、血液をサラサラにする効果あり。
しょうがやしそなどを入れると、さらに免疫力アップ。
2.カツオのたたき
血流をよくする効果のあるEPAを豊富に含んでいる上、玉ねぎも一緒に食べると血管が健康になる。
免疫力も上がる。
3.もつ煮込み
疲労回復に効果のあるビタミンB群が豊富に含まれている上、免疫力を上げる効果のある亜鉛も含んでいる。
「免疫力の話 より」
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血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。
たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。
LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。
でも、LDLには2種類あることをごぞんじですか?
それは、酸化したLDLと酸化していないLDLです。
LDLの中でも血管に悪さをしていたのは、実は酸化LDLだったのです。
ということは、血管を酸化から守るシステムがしっかりできていれば、酸化LDLは血管に付着しづらくなる。
それが血管老化を防ぎ、血管強化につながるということです。
この、血管の酸化を抑えてくれるのが、実はビタミンなのです。
ビタミンの中でも特に大事なビタミンが、ビタミンCとビタミンEです。
ビタミンCとビタミンEの抗酸化力は、非常に強力です。
心筋梗塞を起こした患者さんのグループが正常のグループよりも血中のビタミンC、ビタミンEの濃度が低かったとする報告もあります。
この2つのビタミンに、ビタミンAを加えた3つのビタミンは、いずれも抗酸化力が強く、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。
そしてもうひとつ忘れてはいけない大事なビタミンがあります。
それはビタミンBです。
ビタミンBにはいくつかの種類があり、ビタミンBグループとして存在しています。
ビタミンBの抗酸化力は強くありませんが、細胞のエネルギー産生やエネルギー代謝を効率よくするためにはなくてはならないビタミンです。
体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
また、ビタミンBは8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
ビタミンB12について?
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