卵は最低1日1個はとる
卵は最低1日1個はとる
免疫力アップにオススメの食材《卵》
卵はタンパク質と脂質をたくさん含み、カルシウムや鉄・亜鉛のミネラル類、それにビタミン類も豊富でまさに万能の食品。
コレステロールを多く含む点から、これまで「1日1個まで」とか「じつは上限はない」など話が二転三転してきたが、最新の摂取基準ではとりすぎを控えるよう改められた。
◆免疫力アップのポイント
・良質なタンパク質で体を作るのに欠かせない
・ビタミン類や鉄分など他の栄養素も豊富に含む
・とりすぎにならない範囲でしっかり食べたほうがいい
体を作るためのタンパク質のほか多くの栄養素を含む卵は、免疫力アップに欠かせません。
卵といえば以前はコレステロールのとりすぎが心配されていましたが、じつはコレステロールは細胞膜をつくるのに重要な物質。
不足すると免疫力が低下し、病気のリスクが高まります。
大事な栄養素ですので、とりすぎにならない範囲で卵はしっかり食べたほうがいいのです。
なお、料理によっては卵黄のみを使用する場合もありますが、卵の栄養のほとんどは卵黄に集中しているため、それでも問題はありません。
毎日1個を目標に、ぜひ卵を食べましょう。
「免疫力の話 より」
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物忘れとは、脳は、体の機能全般をコントロールしている司令塔ですが、加齢とともにその働きは衰え物忘れの症状が出てきます。
脳血管の動脈硬化を放っておくと、血液循環が悪くなって脳細胞の動きが低下し、記憶力や思考力などが鈍り物忘れがはじまります。
40歳を越えた頃から「ど忘れや物忘れが激しくなった」「人の名前がなかなか思い出せなくなった」などと物忘れを感じるようになるのは、脳機能低下のあらわれです。
脳の神経細胞は約140億個といわれ、25歳を過ぎると1日に10~20万個ずつ死滅していきます。
死滅した神経細胞は再生されず物忘れもひどくなります。
しかし、死滅した神経細胞は元に戻らなくとも、神経の通り、すなわちネットワークをよくすれば、低下した機能を補い、さらには高めることができ物忘れも改善されます。
物忘れに関する神経伝達物質の中で記憶と学習にかかわっているのはアセチルコリンで、このアセチルコリンはコリンと酵素を原料にしてつくられています。
アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。
同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。
通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。
レシチンはアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。
とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。
血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。
これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。
そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。
なお、レシチンをアセチルコリンに合成するには、ビタミンB群が欠かせないため、同時にとることが望ましいのです。
アルツハイマー型認知症の患者の脳脊髄中にはビタミンB12が少ないことが確認されています。
ビタミンB12について?
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