<第5章>無理なく続く!内臓脂肪が落ちる生活習慣 

<第5章>無理なく続く!内臓脂肪が落ちる生活習慣 

 

健康診断1週間前からでも効果は出る

 

《健康診断をきっかけに生活習慣の見直しを》

 

健康診断が近づくと「もう少し前から努力しておけばよかったな」と思う人も多いのではないでしょうか。

普段の生活から糖質を控えた食事や適度な運動をしておくことに越したことはありませんが、健康診断の直前1週間でも、生活習慣を見直すことで数値の改善が見込めます。

 

中性脂肪」は3日前に食べたものの影響を受けて数値が変化します

そのため、1週間前からでも、糖質を控えるなど食事に気をつければ数値を改善させることができます。

逆に、健康診断の3日前に糖質を過剰摂取してしまうと、通常よりも高い数値が出てしまうので、注意が必要です。

 

そのほか、血圧やコレステロール値、ALT(GPT)、AST(GOT)、γ-GTPなどは約1ヶ月前、HbA1c(NGSP)は約1か月半前の食事の影響が出るといわれています

そのため1ヶ月以上前からの生活習慣の見直しが効果的ですが、1週間前からでも徐々に数値の改善が見られます

 

いきなり今までの生活を変えることは難しいことですが、食事や運動などできるところから見直してみましょう。

まずは目前の健康診断の数値の改善を目標に、短期的に生活習慣の改善をはじめていき、また次の健康診断に向けて習慣化することが理想です。

 

 

まずは健康診断を目標に生活習慣の見直しを

 

たった1週間でも食生活などの生活習慣を改善すれば、健康診断での数値に変化があらわれます。

きっかけがなく、なかなか生活習慣を変えられない人こそ、まずは健康診断を目標に今の生活の見直しをしてみましょう。

 

 

健康診断1週間前プログラム<食事編>

 

食事は健康の基本です。

食べるものや食べ方など、ちょっとしたこと手を工夫するだけで、中性脂肪コレステロール値を下げる効果があります。

 

◆野菜やきのこ、海藻類を先に食べる

 

食物繊維が豊富で低エネルギーな食品から食べれば、そのあとに食べるものの吸収が穏やかになり、脂肪がたまりにくくなります。

 

◆食事をいつもの9割にする

 

食事の量をいつもより1割減らすことで余分な脂肪をため込まないようにします。

可能であれば、米など糖質を多く含むものを減らしましょう。

 

◆いつもより10回多く噛んで食べる

 

ゆっくり食べることで血糖値が急激に上がるのを防ぎます。

いつもより多く噛んで食べることを意識して、料理を味わって食べましょう。

 

◆22時以降は食べない

 

22時から深夜2時は太りやすい時間帯です。

また、食べてすぐ寝てしまうと食べたものがうまく分解できず、脂肪として蓄積されやすくなります。

 

◆糖質やアルコールの過剰摂取を控える

 

適度な糖質やアルコールは問題ないですが、とり過ぎてしまっている人がほとんど。

健康診断1週間前は意識して摂取する量を減らしましょう。

 

 

健康診断1週間前プログラム<生活習慣編>

 

ジムに通うなどの激しい運動は必要ありません。

いつもより少し多く歩く、しっかりと寝るなど、普段の生活を少し見直すだけで、体に変化があらわれます。

 

◆いつもより30分長く歩く

 

歩くことも立派な運動です。

通勤の行き帰りで15分ずつ、合計30分歩く時間を増やすだけで着実に内臓脂肪が減り数値も改善していきます。

 

◆たばこを控える

 

たばこを吸うと血管が収縮し、柔軟性を失わせてしまいます。

血管の状態が悪くなると、痩せにくくなるだけではなく、生活習慣病のリスクが高まります。

 

エスカレーターやエレベーターは使わない

 

運動の時間がとれない人は電車に乗っている間は座らない。

エスカレーターやエレベーターを使わないことを心がけましょう。

 

◆ストレスをためない

 

イライラしたり、緊張したりすると血糖値が上昇します。

自分なりのストレス発散方法を見つけて、ストレスを溜め込まないようにしましょう。

 

◆睡眠を十分にとる

 

十分な睡眠をとることで血圧が安定します。

寝ている間にホルモンの分泌や代謝が行われるので、7時間を目安にしっかりと寝ましょう。

「内臓脂肪の話 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロールが血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

ビタミンB12について?

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