<第1章>あなたはどのタイプ?自律神経4タイプ
《「1:1」のバランスが理想的》
交感神経と副交感神経のバランスは人それぞれ。
必ずしもどちらか一方が優位になるわけではなく、両方の働きが高い人もいれば、逆に両方が低い人もいます。
1.交感神経と副交感神経ともに高い
交感神経の働きにより高い集中力や適度な緊張感を持ちながら、副交感神経の働きによる落ち着きやリラックス感も保っている状態。
まさに心身ともに絶好調といえる状態です。
2.交感神経が高く、副交感神経が低い
ストレスを抱えている人に多いタイプ。
交感神経が緊張や興奮を呼び起こし、副交感神経によるブレーキも利かないため焦りやイライラを感じやすくなります。
血流が悪くなることで、健康状態にも悪影響が生じます。
3.交感神経が低く、副交感神経が高い
アクセルが踏み込めずやる気や集中力が発揮できません。
ブレーキの利きも強すぎるので、眠気やだるさ、抑うつ状態に陥りがちです。
4.交感神経と副交感神経ともに低い
自律神経の有効な働きが失われている状態で、活動自体が困難になります。
交感神経と副交感神経は1のようにどちらも高く「1:1」のバランスで働くのが理想的。
2や3のように「1:1.5」以上の差が生じると、心身に不調が現れやすくなります。
自律神経のタイプは4つに分けられる
1.交感神経と副交感神経どちらも高い
心身ともにベストな状態
2.交感神経が高く、副交感神経が極端に低い
せかせかしていて焦った状態
3.交感神経が低く、副交感神経が極端に高い
体がだるく、常に眠い状態
4.交感神経と副交感神経どちらも低い
常に疲れていてぐったりした状態
交感神経、副交感神経どちらも極端に低いと病気の発症リスクあり
2の交感神経が高く副交感神経が極端に低いタイプは、ストレスが多い現代人にもっとも多いタイプ。
いつもイライラしているので、血流が悪くなり免疫力が低下しているため、感染症や様々な病気へのリスクが高まります。
3の交感神経が低く副交感神経が極端に高いタイプは、高すぎる副交感神経のため、アレルギー発症率が高い上、うつになるリスクも抱えています。
4の交感神経と副交感神経どちらも低いタイプはやる気や覇気がなく、いつもぐったりとした状態です。
「自律神経の話 より」
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人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。
一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン・活性酸素)が増えるといわれています。
また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。
ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12について?
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