<第2章>自律神経を整える生活習慣

<第2章>自律神経を整える生活習慣

 

「病気」のネット検索が新たな「病気」をつくる

 

《「病気」をつくる「サイバー心気症」とは》

 

誰しも一度は体の不調の症状をネット検索したことがあると思います。

最初は、軽い気持ちで検索したのに、思いもよらない重病の可能性があるという記事を読んでしまい不安になったことはありませんか?

 

例えば、腰に不安感を覚えて「腰 違和感」などと検索してみたときに「がん」などの症状と一致していたら……。

あらぬ心配が一気に沸き上がり、頭の中が病気のことでいっぱいになってしまうでしょう。

こういったインターネットやテレビなどに氾濫する様々な情報にまどわされて心を病んでしまうことは「サイバ―心気症」と呼ばれています

ひどい場合は自分が病気だと思い込み、体に痛みとして症状が出てくることまであります。

 

病院へ来院する患者さんのうち、実際に病名がつくような方は1割ほどで、残りの9割の患者さんは特に疾患のないような体調不良の場合がほとんど

病気の検索をして心を病んでしまうくらいなら、すぐに病院へ向かうほうが賢明です。

本当の病気なら早期に治療を開始できるし、そうでない場合は、心の安堵を得ることができます。

 

病院へかかる目安としては、体の不調が2週間続くような場合。

短期間の不調なら質のよい睡眠をとり、正しい入浴やストレッチなど自律神経を整える方法で改善することがほとんどです。

 

 

体の不調はネット検索してはいけない

 

インターネットの情報の中には知らなくてもよかった病気の名前も出てきてしまいがち

 ↓

一度、自分が病気かもしれないと疑いを持つとどんどん不安が募り、検索も加速

 

 

体の不調は2週間をめどに判断を

 

病院へ

 ↓

病気ではなかったら… →安堵

 

病気だったとしても… →早めに見つかってよかった! 

「自律神経の話 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

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