<第3章>チョコとナッツで疲労回復&血流アップ
《効果的な間食は腸にいい》
朝、昼、夜の食事の他に間食をとることは、決して悪い習慣ではありません。
ちょこちょこ食べることで副交感神経の働きが全体的に高まり、日中の腸の働きがよくなるからです。
そこで、間食におすすめしたいのがチョコとナッツ。
チョコレートは太ると思われがちですが、様々な効能のある栄養素が含まれている「完全栄養食」です。
特に主成分のカカオには血流をよくする効果が大。
例えば、抗酸化作用のあるカカオポリフェノールは血管を丈夫にして動脈硬化を防ぎ、カカオバターに含まれるオレイン酸はコレステロールを抑制し、生活習慣病予防につながります。
他にも食物繊維や不足しがちなミネラル、特に血流をよくするマグネシウム、亜鉛などが豊富。
さらにチョクレートには、鎮静作用があるテオブロミンという成分が含まれており、副交感神経を活性化してイライラ解消や脳の疲労回復にも役立ちます。
また、アーモンドやくるみなどのナッツもビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富なうえ、悪玉コレステロールを減らして肥満を予防するオメガ3脂肪酸もたっぷり含まれています。
デスクワークで疲れたとき、小腹が空いたときは高カロリーで脂質や糖質過多のスナック菓子は避け、チョコやナッツをとること。
カカオ含有量が高いチョコや塩分、油分のない素焼きのナッツなどを選べばより効果的です。
チョコレートは完全栄養食
すごい、チョコレートの主原料「カカオ」の効能
「カカオポリフェノール」…抗酸化作用があり、血管を丈夫にして動脈硬化を予防
「カカオバター」…オレイン酸が含まれており、コレステロールを抑制
「食物繊維」…腸が健康に
「テオブロミン」…神経を鎮静化しイライラを解消したり、脳の疲労を癒す効果がある
ほかにもマグネシウム、和えなどのミネラルも豊富
間食におすすめなナッツやチョコレートで頭が冴える
アーモンドやくるみなどのナッツ類はビタミンとミネラルの宝庫。
食物繊維も豊富でカカオと同じように腸内環境を整える効果もあります。
また、オメガ3も豊富なので体内の悪玉コレステロールを減少させたり生活習慣病や肥満を予防する効果もあります。
・宇宙飛行士が心身ともに高いパフォーマンスを発揮するために、ナッツを積極的に摂取しているのは有名な話。
・集中力を高め、最大のパフォーマンスをするためにチョコレートを食べるアスリートは多い。
・チョコレートやナッツは仕事や勉強中の間食にも、おすすめ。
カカオ含有量の高めなチョコレートなら、よりカカオの栄養分を享受できます。
「自律神経の話 より」
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人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。
一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。
たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。
LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。
ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。
ビタミンB12について?
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