第1章 <秘策7>野菜350gを楽々クリア 野菜ジュースとミニトマト ここに効果的!→けつ(血管)のう(脳)ちょう(腸)

第1章 <秘策7>野菜350gを楽々クリア 野菜ジュースとミニトマト

ここに効果的!→けつ(血管)のう(脳)ちょう(腸)

 

腸の働きをよくするためにも、血管の健康のためにも、緑黄色野菜や食物繊維が不可欠です。

ぼくが提案している「毎日350gの野菜」を3食で平均的に食べるなら、毎食の野菜の量は、生野菜で大体両手のひらいっぱいくらい

 

ただ、それだけの野菜を食べるためには、やはり工夫が必要です。

「ごちそうみそ汁」もそのひとつだし、市販のきんぴらをごはんにまぜるだけで、豪華で野菜もしっかりとれる主食のきんぴらごはんに。

これがうまい!

 

それから、ぼくは毎朝、野菜ジュースを飲んでいます。

 

手軽な野菜をカットしたら、ミキサーに入れてがーッとまぜるだけ。

 

それをグッと飲みほせば、1日の必要量の6~7割の野菜がとれてしまいます。

加熱でビタミンをこわすこともなく、葉や皮もまるごと使って食物繊維もたっぷり。

 

野菜や果物にふくまれるポリフェノールが認知機能の低下を抑えるため、アメリカのヴァンダービルト大学の研究では、野菜ジュースを週に3回以上飲む人は、週に1回以下の人よりも、アルツハイマー認知症の発症率が76%も少ないという結果が出ています。

 

先日、青森の市長から、青森市民は野菜が1日に60g足りていないと聞きました。

60gと聞くとイメージがわからないけれど、ミニトマトを6個食べるだけ。

毎食2個ミニトマトを足せば、不足分が補えます

 

こんなふうに考えれば、ハードルもグッと下がるのではないでしょうか。

 

 

「350gの壁」を乗り越える!

野菜ジュースとミニトマト作戦

 

野菜ジュース

使う野菜は何でもオッケー!

1杯で野菜200g!

 

にんじん、小松菜、キャベツ、レタス、トマト……。

野菜ジュースの材料は、野菜なら何でもオッケー。

冷蔵庫の野菜を合わせて200gくらいカットして、牛乳と一緒にミキサーにかけるだけ。

ただし、糖質を抑えるため、果物は入れません。

牛乳やヨーグルトで野菜の渋みが和らぐし、えごま油を小さじ1杯入れることもあります。

 

足りない分はミニトマトで!

2個で大体20g!

 

ミニトマト1個は大体10g。

食事にいくつか添えるだけで、野菜不足が補えます。

冷蔵庫に常備したい野菜不足の救世主です。

「鎌田式 長生き食事術 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

 

認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。

ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

 

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、活性酸素やホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/