第3章 家に常備しておきたい たん活の飛び道具

第3章 家に常備しておきたい たん活の飛び道具

 

たん活の「飛び道具」としておすすめしたいのが、プロテイン強化食品。

 

ギリシャヨーグルト パルテノン」や「オイコス」などの高プロテインヨーグルトには、100g前後のカップ1つで約10gのたんぱく質がふくまれています。

しかも、濃厚でおいしい!

最近ぼくが飲んでいる「プレミル(PREMiL)というミルクは、コップ1杯・200mlで10gのたんぱく質がとれるうえに、カルシウムは牛乳の2倍(森永牛乳比)!

 

ほかにも、スーパーやコンビニにはいろんなプロテイン強化食品が並んでいます。

インターネットを使えばさらにいろいろ出てくるし、家まで届けてくれます。

 

ぼくはシニアこそ、こうした商品を活用すべきだと考えます。

いつものヨーグルトや牛乳を置きかえて、楽に、ずぼらにたん活をしてみてはいかがでしょう。

 

そしてもうひとつ、ぼくが必ず紹介しているのが「こまめにたんぱく」

 

鎌田塾を一緒に運営している佐賀県の薬局の商品で、ぼくも開発にアイデアを提供しました。

 

そら豆、えんどう豆、発芽玄米を組み合わせた100%天然成分の和風だしで、小さじ山もり1杯を3食に加えるだけで、たんぱく質を毎日、プラス約12gとることができます。

みそ汁や煮物に使ってもいいし、チャーハンや野菜炒めなどにふりかけるとうまみが増します。

お湯に溶かして飲むだけでもオッケー。

 

それから、わが家では冷蔵庫にビン詰めのオイルサーディンを常備しています。

あわただしく食事の支度をしてもう一品足りないとき、心の満足がとれないときに、「食べるラー油」をかけるととてもおいしい。

たんぱく質とオメガ3脂肪酸をたっぷりとれるわが家の秘密兵器

缶詰はあけると日もちがしないので、ビン詰がおすすめ。

ひとり暮らしでも、2週間ぐらいは小分けで食べられますよ。

 

 

家に常備しておくと安心 気軽にたんぱく質摂取

 

高プロテインヨーグルトや牛乳、料理に加えるだけでたんぱく質を増やせる「こまめにたんぱく」などの飛び道具は、たん活の応援団。

毎日食べてもいいです。

「鎌田式 長生き食事術 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

 

認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。

ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

 

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、活性酸素やホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/