第3章 毎食前にどれか1つでピンピン元気に! “長生き”運動
1 鎌田式ワイドスクワット
1.背筋を伸ばして足を肩幅より大きく、逆ハの字に開く
2.手を胸の前で組み、太ももを外に開き腰を落とす
3.太ももが床と平行になるようお尻を下げる
4.ゆっくりと元の位置に戻る。これを10回
>>太ももの筋肉と腹筋、股関節を強化し転びにくい体に!
2 フロントランジ
1.両足を肩幅に開き、背筋を伸ばし、胸の前で両手を組む
2.左足を前に踏み出す。このとき右足のかかとは上がっている
3.両ひざが直角になるよう体をゆっくり沈みこませる
4.左足を1の位置に戻す。これを左右の足で計10回
>>太ももと体幹の筋肉をきたえ元気な体をつくる!
3 楽々かかと落とし
1.足を腰幅に開く。テーブルなどに手を添える
2.かかとを少し上げ、つま先立ちになる
3.さらにかかとを上げ、背筋を伸ばす
4.かかとに重心をかけてストンと床に落とす。これを10回
※かかとの刺激が強すぎるなら、少しひざを曲げて
>>骨をつくる骨芽細胞を刺激し骨粗しょう症を防ぐ!
※どの運動も無理をせず、安全をしっかり確保して行ってください
「鎌田式 長生き食事術 より」
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人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。
脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。
一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、活性酸素やホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。
ビタミンB12について?