ここに注意しましょう
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1. 高血圧を放っておくと危険。狭心症や心筋梗塞にもなるので、まめに診察を。
2. 脳卒中は高血圧と関係が深く、10mmHg上がるごとに、脳卒中の危険が2割増えます。
★高血圧を放っておくと怖い心筋梗塞につながる
高血圧が続いて心臓の冠動脈に動脈硬化を引き起こすと、狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患の危険が高くなります。
動脈硬化が進行して心筋梗塞が起こると、命の危険が生じます。
また、一命をとりとめても、心臓の筋肉の一部が壊死して、日常生活に支障が出たり、不整脈や心不全などが起こりやすくなったりします。
心不全になると、心臓のポンプ機能が低下するため、血液が心臓に戻りにくくなって、呼吸困難や肺水腫などが起こり、最悪の場合、命を落とすことにもなります。
また、高血圧の人には、心原性脳塞栓症の原因にもなる血栓を作る心房細動という不整脈もよく見られます。
<狭心症・心筋梗塞はこうやって起こる>
・ 狭心症
動脈硬化によって、冠動脈の血流が悪くなり、心筋が酸欠状態になって、胸などに痛みが起こる。
痛みは15分ほどで治まる。
※冠動脈・・・心筋(心臓の筋肉)に酸素と栄養を送る太い動脈。狭心症・心筋梗塞は冠動脈の動脈硬化によって起こる。
・ 心筋梗塞
さらに動脈硬化が進んで、血管の内腔が狭くなり、そこに血栓がつまって完全に血流が途絶える。
つまった先の心筋は、時間とともに壊死する。
★血圧が上がると脳卒中が襲いかかる
脳卒中は高血圧とのかかわりが深く、血圧が10mmHg上昇すれば、男性は約20%、女性は約15%、脳卒中の発症率が高くなるといわれます。
脳卒中には、脳の血管が破れて出血する脳出血と、脳の血管がつまって血流が途絶える脳梗塞があります。
どちらも動脈硬化が進むことによって発症します。脳卒中のうち、約7~8割は脳梗塞です。
脳卒中は命にかかわり、また一命をとりとめても、手足のまひや言語障害、脳血管性認知症などが残ることが多い病気です。
<脳卒中の種類>
・ ラクナ梗塞
高血圧によって脳の細い血管の壁が厚くなり、血管をふさぐことで起こる。
日本人の脳卒中で最も多い。症状が軽く、気づかないこともあるが、繰り返していると、まひや言語障害、認知症などを起こすことがある。
・ アテローム血栓性脳梗塞
脳の太い血管にアテローム動脈硬化ができて起こる。症状が重く、命の危険もある。
手足のまひや言語障害、認知症などの後遺症を残すことも。
・ 心原性脳塞栓症
心臓にできた血栓が脳に流れて、脳の血管をつまらせてしまう病気。
・ 脳出血
高血圧によって血管に強い圧力がかかり続けることで、血管が破れて起こる。
脳出血の85~90%は高血圧が原因といれている。
<脳梗塞の前ぶれ、TIA(一過性虚血発作)とは>
TIAになると、手足のしびれやまひ、舌のもつれ、言語障害、テレビ画面の片方が見えないなどの症状が表れ、5~10分ほどで消える。
TIAは脳梗塞の前ぶれなので、症状が表れたら、一刻も早く受診を!
「こんなに怖い!高血圧より」
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