栄養処方せん「冷え性・肩こり」

イメージ 1

栄養処方せん「冷え性・肩こり」
冷え性や肩こりの原因は血行不良。体を温める食事で血行促進を。
主食・主菜・副菜のそろった食事を
甘いもの、高脂肪のものは控える
体を温める食品を
体を冷やす食品は加熱して

★血流を良くするビタミンEや鉄の不足に注意
冷え性や肩こりの主な原因は血行不良です。血液の循環が悪く、手足の先まで血液が届かないために冷えが生じ、疲労物質が血液中にたまって肩こりを起こします。血行促進にはバランスのとれた栄養摂取が必要です。

末梢の血管まで血液が流れるように、赤血球を変形させたり、血管を広げたりするビタミンE、全身に酸素を運ぶ鉄の摂取は特に重要です。
また、鉄分の吸収をサポートするビタミンCや、とうがらしに含まれ、発汗や血行を促進して体温を上げるカプサイシン、筋肉の疲労を分解するビタミンB1なども必要です。

★食事、運動、入浴で体を温めるくふうを
冷え性や肩こりをやわらげるには、日ごろから体を温め、血行をよくすることが大切です。
食事面ではねぎやしょうがなどの食材をとり入れ、過度の糖分や脂肪、塩分を控えます。
糖分や脂肪は血糖や中性脂肪を増やし、塩分は体液の濃度を上げ、血行不良の原因となります。
とうがらし、にんにく、牛肉など体を温める食べ物は安心して食べられます。
夏が旬のきゅうり、なす、トマトなど体を冷やす食品は加熱調理するようにします。

生活面では、ストレッチやマッサージで筋肉のこりをほぐすことや、ぬるめのお風呂で温めることも効果的です。

★食材選びのポイント
体を温め、血液の循環をよくする食材を積極的に。野菜はサラダよりも温野菜や煮物などにして
<主食> もち米や胚芽米
体を温める作用のあるもち米や、ビタミン豊富な胚芽米のごはん、小麦胚芽のパンなど。
<主菜> 魚や肉、納豆など
血行の循環を促進するビタミンEが豊富なサケやサバ、サンマ、ウナギなどの青背魚、大豆製品。
<副菜> 香味野菜を
かぼちゃやほうれん草などのほか、体を温めるにんにくやしょうがなどの香味野菜、やまのいも。
<その他> かんきつ類、種実
アーモンドやカシューナッツなどの種実類、皮の精油成分が体を温めるゆずなどのかんきつ類。
「新しい栄養学 より」

脳と神経の修復・再生のサプリメント
http://www.endokoro.jp/