メタボリックシンドロームはなぜ放っておくと怖いか

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メタボリックシンドロームはなぜ放っておくと怖いか
危険因子がいくつか重なっていると動脈硬化が急激に進み、心筋梗塞脳梗塞をおこす危険性が高くなるからです。
そのリスクは、危険因子が1つだけの場合にくらべて数倍から数十倍にもなります。

≪冠動脈疾患の人の4割は危険因子が3つ以上≫
繰り返しますが、メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満をベースに特定の危険因子が複数集まっている状態です。
複数の危険因子をもっていると健康に重大な影響が及ぶことは、国内外の研究でわかっています。
なかでもとくに関連が強いのが狭心症心筋梗塞などの冠動脈疾患です。

そのひとつが、大阪大学医学部附属病院循環器内科の報告です。
この報告は同科に冠動脈疾患で入院した患者が、メタボリックシンドロームの条件となる4つの危険因子(内臓脂肪型肥満、高中性脂肪血症、高血圧、高血糖)のうちいくつもっていたかを調べています。
危険因子が0個の人は9%にすぎず、1個の人が21%、2個が33%、3個が21%、4個が16%でした。
約4割がメタボリックシンドロームという結果でした。

≪ひとつひとつの異常は軽いのが特徴≫
多数合併すると怖いが、興味あることに、そのひとつひとつの危険因子はごく軽度であることがわかったのです。
中性脂肪は多くの場合、基準値を超えていましたが、血圧は正常範囲よりやや高い「正常高値」、空腹時血糖値も正常よりちょっと高い「境界線」、つまりグレーゾーンにある人が大半を占めていた事でした。

しかし、グレーゾーンなら「まだ大丈夫」という気持ちが先にたち、気をつけなければと思いつつも従来のライフスタイルを続けてしまう人が多いのではないでしょうか。
これが落とし穴だったのです。そうしているうちに動脈硬化は進行します。
そしてある日突然、心筋梗塞脳梗塞をおこしてしまうかもしれないのです。
これがメタボリックシンドロームの恐ろしいところなのです。
「病気になる前に治す本 より」

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ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
もしビタミンB群のビタミンB12や葉酸があれば、ホモシステインは分解されます。
しかしビタミンB12や葉酸が欠乏していると、ホモシステインが増え、その結果、血栓ができ、心筋梗塞脳梗塞になります。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となる活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働きます。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
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子供たちの脳・創造力・学力向上のためのビタミンB12
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