動脈硬化はどのように起こるか

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動脈硬化はどのように起こるか
動脈硬化には、主に血液中のLDLコレステロールがかかわっています。
LDLが血管壁に入り込み、そこにたまってドロドロの塊をつくり、血管壁を厚くします。

コレステロールが血管壁に入り込む≫
内皮細胞の傷害をもたらすものに高血圧、高血糖高脂血症、ストレス、活性酸素など約246種類の要因があるといわれています。
その活性酸素などによって内皮細胞が傷付いたり、内皮細胞に何らかの機能的な障害が起こると、そこから血液中の物質、主にLDLコレステロールなどが内皮細胞の下の内膜に入り込みます。

入り込んだLDLは酸化ストレスなどを受けて変性します。これで「酸化LDL」、あるいは「変性LDL」ができます。いわばサビたコレステロールということです。
こうなると、もう異物として認識されてしまい、免疫系の細胞が動き出しても何ら不思議はありません。
酸化LDLが内膜に侵入し動脈硬化を形成するのですが、悪化させるのはこれからの主役「単球」という白血球の一種なのです。

≪単球から変身したマクロファージが粥腫をつくる≫
もともとマクロファージは大食細胞ともいわれ、ウイルスや細菌の毒素など体に害のあるものを食べて処理する生体防御作用のある細胞で、T細胞、B細胞などと一緒に免疫系の主役となる細胞です。
そのマクロファージは、血液中では「単球」という形態をしているのですが、傷付いた内皮からサビたコレステロールが血管壁の中に入ると、異物として処理しようとします。
その時から処理効率のいい形であるマクロファージへと変身します。

マクロファージは酸化したLDLをどんどん食べ、分解してコレステロールだけを自分の中に取り込みます。
こうしてぶくぶくに太ったマクロファージがて゜きあがります。これを「泡沫細胞」といいます。

泡沫細胞が増えてくると、そこに血管壁を構成するほかの細胞なども集まってきて粥腫(プラーク)をつくるため、血管壁が厚くなります。
こうした一連の反応で、粥状動脈硬化ができあがってきます。「病気になる前に治す本 より」

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ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
もしビタミンB群のビタミンB12や葉酸があれば、ホモシステインは分解されます。
しかしビタミンB12や葉酸が欠乏していると、ホモシステインが増え、その結果、血栓ができ、心筋梗塞脳梗塞になります。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となる活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働きます。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。

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