五穀めしは神様のご飯

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五穀めしは神様のご飯

このところ、女性に評判がよいのが「雑穀」です。
「雑」には「いろいろ」とか、「さまざま」という意味があり、多種類の穀類ということになります。

ふつう、米と麦(大麦、小麦)以外の穀物を「雑穀」と呼んでおり、ヒエやアワ、キビ、モロコシなどです。
人気を呼んでいる背景のひとつは、栄養効果の高さでしょう。
共通しているのはタンパク質やビタミンB1、B2など健康を保つ上で不可欠な成分が多い上に、カルシウムや亜鉛といった、現代人に不足しがちなミネラルが豊富だという点です。

雑穀の歴史は古く、ヒエにいたっては今から5000年ほど前の縄文遺跡からも出土しています。
平安時代の医術書である「医心方」に、アワの食効について「腎の気を養い、胃の調子をととのえる」とか、キビについては「食べると養生によい」などとあります。

これほどの雑穀ですが、貧しい食物とか、米の代用食くらいにしか見られない時代がながく続きました。
しかし、それも昔話。体によいものであれば、先入観なしにどしどしとり入れる時代となりました。

古くから不老長寿に役立つ食べ方として、「神様のくれた五穀めし」がありました。
米を中心に、大豆、アワ、キビ、ヒエの5種を混ぜて炊いた飯で、米や雑穀の成分に加え、大豆のレシチンイソフラボンが加わり、脳の機能を向上させ、女性の若さを保つ上でかなり強い味方となる食べ物です。
4種の穀物と大豆が混じって、強力な長寿飯になっているのです。「長寿食365日 より」

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