活性酸素が細胞を壊して、老化の原因になる?

イメージ 1

活性酸素が細胞を壊して、老化の原因になる?

活性酸素が悪者で、体内に侵入したり、体内でつくられた活性酸素によって組織が破壊されるのは、皆さんご承知のことと思います。
つまり、人間の細胞は時間とともに活性酸素によって、酸化されて次第に衰えて老化していくというのです。
これは「分子障害説」といわれるものです。

活性酸素は「フリーラジカル」の代表的なものですが、フリーラジカルは自由に動き回る電子を持った分子構造で、非常に不安定で電子のバランスがとれていないので、体内の細胞を駆け巡って、自分に合った電子を奪って平衡を保とうとします。
そこで、他の安定した分子を破壊し、さらに多くのフリーラジカルを生み出して破壊をさらに広げることになるわけです。

破壊を広げるとは、活性酸素は何かにくっつくと相手を酸化させ、その性質や機能を変えてしまうのです。
活性酸素が細胞膜にくっつくと、細胞膜に含まれるコレステロールを下げる働きをする不飽和脂肪酸を酸化させて、過酸化脂質をつくり、組織や細胞を破壊します。
タンパク質に作用するとタンパク質の機能が変わります。
遺伝子をつくっている核酸を変異させて、がん細胞などを発生させたりします。

また、老化色素といわれる「リポフスチン」(過酸化脂質が血液中のリポタンパク質と結びついてできる)をつくり、細胞の働きを止めてしまいます。
このリポフスチンが脳や手足、内臓の細胞に付着するのが老化現象で、老人性のシミ・シワなどの原因になります。

リポフスチンは、老人性のシミ、シワなどの原因になるだけでなく、脳や内臓にも付着します。
そして、脳は他の臓器よりも、リノール酸などの不飽和脂肪酸を大量に含んでいるために、非常に酸化されやすいのです。
脳内の脂質が異常に酸化された結果、アルツハイマー病を引き起こすことにもなります。
βアミロイドが増えてしまい、同時にリポフスチンが脳の中にたくさんできるのです。

老化現象としては、運動機能の低下、内蔵の機能の低下、ボケなど、さまざまなことが生じてきますが、
それらの現象には活性酸素が深く関わっていると考えられるのです。
(いつまでも「老いない脳」をつくる10の生活習慣 より)

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
ビタミンB12の働き★

1.核酸とタンパク質の生合成
ビタミンB12は、生体で最重要とされる核酸とタンパク質の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「壊れた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わり、ビタミンB12の「修理工」的機能が発現します。
その結果が時には若返りにつながることとなります。

2.補酵素としての機能
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造を持っています。
脳は、タンパク質とともに脂肪成分を多く含む器官です。そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、
脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い流すことにより、元どおりの健全なものに復元し、
また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。

3.神経の修理・再生
ビタミンB12は切断された神経線維の再結合と機能回復、神経興奮の伝わり方(興奮伝達速度)の増大、
破壊された神経組織の周辺での幼若神経の新生など、“修理工”としての効果を持っています。

4.免疫調整
生体内に異物が進入し、これが生体の防御システムによって異物として認識されると、それを抗原とする。
この抗体はタンパク質ですので、ここでまたタンパク質の生体内合成系の問題が登場します。
酵素蛋白の生合成にビタミンB12が関与しますので、“当然”免疫抗体の形成という名の蛋白合成にも同様な関与が推定されます。
ビタミンB12は、タンパク質、核酸の生合成を推進しますので、免疫学的な効果、たとえば抗体(タンパク質)産生が強化されても不思議ではありません。

ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳・創造力・学力向上のためのビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html