活性酸素によって生じるさまざまな現象

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活性酸素によって生じるさまざまな現象

活性酸素が老化の直接的な原因かどうかは議論があるところですが、活性酸素が体のさまざまな面で悪影響を与えることは、ほぼ定説です。

たとえば、老化に起こる現象の多くには、活性酸素がかかわっています。
皮膚のシワなどにも活性酸素がかかわっています。
紫外線が皮膚細胞内の水分、過酸化水素などを刺激して活性酸素を大量に発生させ、皮膚の弾力を保つタンパク質コラーゲンを破壊してしまうからです。

また、老人になると白内障になる方が多いのですが、これも活性酸素の影響が大きいと考えられています。
眼も皮膚同様に紫外線にさらされる機会が多いので、そのため活性酸素が多く発生します。

普通は、水晶体の表面には活性酸素の影響を抑える酵素が豊富に含まれているので、それを防衛しています。
ところが年齢とともに酵素の量が減って活性酸素の影響を抑えられなくなるために、白内障になると考えられています。

血管も活性酸素に傷つけられることで弱くなっていきます。
そのために高血圧や動脈硬化を促進させることになります。
それによって認知症を促進させやすくなります。
認知症の半数近くは血管障害が原因になっているのですが、動脈硬化を促進させた結果、脳梗塞脳出血の後遺症として認知症が生じることにもなります。

さらには、糖尿病やがんなどの生活習慣病とのかかわりもあります。
がんについては、活性酸素によって、細胞がダメージを受けて異物細胞をつくってしまうわけです。
また、糖尿病については、インスリンをつくる膵臓のランゲルハンス島にあるβ細胞は活性酸素の攻撃に弱いので、ダメージを受けて、インスリンの産出量が減ってしまうからです。

このように活性酸素は私たちの体にとってかなりダメージを与えるものです。
しかし、忘れてならないのは、活性酸素は免疫システムでは、大切な役割を果たしていることです。
それは、白血球が、体内に入ってきたばい菌に対して、活性酸素を出して攻撃するからです。
しかし、活性酸素が多いと、ばい菌だけでなく、周囲の正常な細胞も傷つけてしまうことにもなります。
(いつまでも「老いない脳」をつくる10の生活習慣 より)

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ビタミンB12の働き★

1.核酸とタンパク質の生合成
ビタミンB12は、生体で最重要とされる核酸とタンパク質の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「壊れた組織、細胞」と
「新生の組織、細胞」が入れ替わり、ビタミンB12の「修理工」的機能が発現します。
その結果が時には若返りにつながることとなります。

2.補酵素としての機能
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造を持っています。
脳は、タンパク質とともに脂肪成分を多く含む器官です。そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、
脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い流すことにより、元どおりの健全なものに復元し、
また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。

3.神経の修理・再生
ビタミンB12は切断された神経線維の再結合と機能回復、神経興奮の伝わり方(興奮伝達速度)の増大、
破壊された神経組織の周辺での幼若神経の新生など、“修理工”としての効果を持っています。

4.免疫調整
生体内に異物が進入し、これが生体の防御システムによって異物として認識されると、それを抗原とする。
この抗体はタンパク質ですので、ここでまたタンパク質の生体内合成系の問題が登場します。
酵素蛋白の生合成にビタミンB12が関与しますので、“当然”免疫抗体の形成という名の蛋白合成にも同様な関与が推定されます。
ビタミンB12は、タンパク質、核酸の生合成を推進しますので、免疫学的な効果、たとえば抗体(タンパク質)産生が強化されても不思議ではありません。

ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳・創造力・学力向上のためのビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html