気力と体力と環境の関係

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気力と体力と環境の関係

その人がどのくらい行動力があるかどうかは、もちろん筋力があることが大切です。
そして、筋力とは、鍛えるかどうかで維持したり、増やすことが可能なものです。
ですから、当然、日ごろ鍛えないとどんどん筋力は減ってしまうわけです。
それが大きな問題になってくるのが、年をとってからということで、その差が健康面、脳の働きなど、いろいろな面で表われてくることになります。

もともとどのくらい体力があるかどうかは、遺伝的な要素も影響します。
しかし、普通に健康体であれば、それ以上にどういう生活習慣を送っているかによって決まってきます。

家にひきこもってまったく体を動かさずに、ゲームやパソコンばかりやっているような生活をしていたら、若い人でも筋肉が落ちて、体はもちろんのこと、精神的にもよくないのは、誰でもわかると思います。
それでは、若くして何十歳も老けた体になってしまいます。

また、ウィークデーは朝早くから夜遅くまで仕事、それも社内でパソコン画面に向かっているのが大半で、家に帰っても、多少のお酒でストレスを解消して、食事して風呂に入って寝るだけという生活。
そして、週末は疲れて遅くまで寝ているといった生活では、当然不健康で、いずれは体を壊すことにもなりかねません。

もちろん、睡眠時間も7時間程度は確保する必要がありますが、体の健康のためにも、脳の健康のためにも、体を動かすことが必要です。

ですから、日常的に、歩いたり、筋力運動など、体を動かすことをどのくらいしているかどうかで、老いない脳、老いない体をつくることができるかが決まってきます。

そのときに問題になるのは気力です。
体を動かそうという気がなければ億劫になるものです。
ことに年をとればとるほどそうです。
最近は脚、腰など整形外科で手術をしても、手術後すぐにリハビリをはじめます。
早い場合などは、手術の翌日から少しずつ動かすようにさせます。

入院してベッドで寝ていたらすぐに筋力が落ちますが、それを元のところまで回復させるのは非常に大変です。
年をとればとるほど、なかなか元には戻せなくなります。
高齢者が骨折などをして何週間も動けないと、そのまま歩けなくなってしまうのは、骨折が治っても、筋肉が回復しないからです。

ですから、早期のうちにリハビリをするのです。
リハビリを行うときには、気力が大切です。
若いうちは早く元通りに動けるようになりたいと、頑張ることができます。
しかし、年をとると気力もなえてくるものです。
「もう、いいや」といった気持ちになると、「こんな痛い思い、大変な思いをしてまで、なぜこんなことをやらなくてはいけないのか」などと、頑張ろうとする気力も湧きません。

しかし、動けなくなったり、寝たきりになってしまったら、ますます筋力は落ちます。
もちろん、最大酸素摂取量もどんどん低下して、体だけでなく脳の血流も悪くなります。
しかも動けないので刺激もない生活で、そのままボケでしまうことにもなりかねません。

若いときもそうですが、ことに年をとればとるほど、怪我で骨折したり、寝つくような病気をしないように気をつけなければなりません。

年をとればとるほど、病気にならなくても、体を動かすことが面倒になります。
最近は定年後スポーツクラブに通う方も多くなっているようですが、やはり高齢の方でも、男性より女性のほうが活発なようです。

現役中であれば、男性も早く仕事に復帰しなければと、早く治そうという気力がありますが、定年になって仕事がなくなると、そうした気力が起こらなくなるのでしょう。
高齢になっても、体を動かそうとか病気を早く治そうという気力は女性のほうがあるようです。
それは、女性の場合、家事もあれば、子供や孫の世話もしなくてはいけないという、自分が必要とされている環境があるからでしょう。

このように、気力が出てくるかどうかは、環境も大きいものです。
家族など周囲の人たちが励ましたり、周囲の人たちが頑張ってリハビリをしているのを見れば、「私も」とやる気も起こるでしょう。

ですから、もともとのその人の体力も大切ですが、さらには気力、環境も大きな要素になります。
そういう意味では高齢者にとっては、その人の体力は素質(もともとの体力)、気力、環境によって決まってくるということもいえます。

※酸素摂取量とは、単位時間あたり、体がどれだけ酸素を取り入れているかを表した量です。
ですから最大酸素摂取量とは、「単位時間あたりに酸素を取り込む最大の量」のことで、普通は体重1キロあたり1分間に最大何ミリリットルの酸素摂取量があるかで表されます。
この値が大きいほど「全身持久力が優れている」と評価されます。
(いつまでも「老いない脳」をつくる10の生活習慣 より)

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