糖尿病と睡眠時無呼吸症候群

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糖尿病と睡眠時無呼吸症候群

糖尿病は、血糖値が高くなって血液中に栄養分がたくさんあると考えがちですが、実はブドウ糖の利用が体の中でできなくなっているため、全身の臓器や組織は飢餓状態になっているのです。
糖尿病は、生活習慣病であり、動脈硬化を促進し、心筋梗塞脳梗塞を引き起こしやすいのです。

糖尿病の患者さんを調べてみると、なんと85パーセントの人に何らかの睡眠障害があることがわかり、睡眠時無呼吸症候群の可能性がある症例も実に4割近く存在することがわかってきました。
睡眠障害の内訳は、2回以上の睡眠中の覚醒、昼間の眠気、夜中のトイレの回数が2回以上などであり、睡眠時無呼吸症候群と同じ症状でした。
一方、睡眠時間の短縮や熟睡感の消失あるいは入眠障害はそれほど多くありませんでした。

また、2004年に睡眠時無呼吸症候群と糖尿病に関する大規模な研究が行われました。
睡眠時無呼吸症候群では、肥満の人が多いですが、この肥満の影響を考慮しても、それ自体が糖尿病の発症頻度が正常の人と比較して、なんと1.4倍程度多いことが明らかになりました。
すなわち、睡眠時無呼吸症候群は、直接的・間接的にも糖尿病の発症を促進する因子ではないかと考えられるようになったのです。

睡眠時無呼吸症候群だけでなく、睡眠障害が起こると糖尿病は悪くなりやすく、睡眠障害が治療によって改善すると、インスリンへの反応性も改善され糖尿病がよくなることが知られています。
では、なぜこのようなことがおこるのでしょうか?睡眠中は、インスリンの分泌がもっとも盛んになり、十分な睡眠がとれないとインスリンの分泌が低下してしまいます。
さらに、インスリンの効き目を鈍らせることも知られています。
このようなことから、睡眠障害があると糖尿病が起こりやすくなるのです。
また、睡眠中は成長ホルモンなど体の新陳代謝が活発になり、体重を減少させる働きのあるホルモンも、たくさん分泌されるので、睡眠不足になるとこれらのホルモンの分泌も低下してきて、体重のコントロールも悪くなり、体重増加をきたしてくるものと考えられています。
このように、睡眠障害と糖尿病の関連が明らかになりましたが、男女の間で違いがあるのかという疑問があります。
答えは、イエスです。最近の研究で、糖尿病が発症するリスクは、睡眠時間が5時間以下あるいは睡眠の維持が困難な男性において明らかに高いことが示されました。
一方、女性では、このような傾向はみられませんでした。
どうしてこのような性差がでてきたのかはわかりませんが、興味ある結果だと思います。

睡眠時無呼吸症候群と糖尿病は、お互いに病状を悪くする因子と考えられますので、どちらの病気もきちんとコントロールすることが、お互いの病気の改善のために大切なことだと考えられます。
(あなたの心筋梗塞脳梗塞の危険度と予防策 より)

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