認知症の症状と似ている場合も

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認知症の症状と似ている場合も
高齢者のうつ病には、症状が似ているため、鑑別が難しい病気があります。

うつ病認知症は間違われやすい≫
うつ病と間違われやすい病気の筆頭にあげられるのが、「認知症」です。

両者には、「活気がなくなり、引きこもりがちになる」「物事に興味を示さなくなる」など、共通の症状がみられます。
ただ、うつ病の場合は憂うつ感などの「気分の変化」がありますが、認知症では目立ちません。
認知症が進んでいる方では、物忘れをしている自覚がありませんが、うつ病では、物忘れの自覚があります。
そして、そのことがまた気持ちを落ち込ませます。

本人の様子をよく見れば、これらの違いらに気付くことはできます。
しかし、高齢者は一般に、「気分が落ち込む」「なんだか悲しい」など、自分の心の状態を、周囲の人に訴えることがあまりありません。
そのため周囲の人は、表面的な症状を見て認知症ではないかと誤解してしまうのです。

また、認知症の検査でよく行われる「認知テスト」は、質問に答えてもらう形式のものです。
うつ病のために意欲が低下していると、テストをやる気が起こらず、実際よりも認知能力が低く判定されるケースもあります。

逆に、うつ病と思われていた症状が、認知症によるものだったという場合もあります。

うつ病認知症では、治療や介護などの対処法がまったく違ってきます。
従って、専門医による正確な鑑別が重要です。

≪合併していることも多い≫
うつ病認知症の両方を発症していることも、少なくありません。

認知症があると、脳の変化も関係して、うつ病を発症しやすくなります。
また、認知症を自覚したとき、そのショックからうつ病を発症することもあります。
高齢者の場合は、うつ病が重症化すると認知能力が低下して、認知症にきわめて似た状態になることがよくあります。

うつ病は、治療によって症状を改善できます。
するとうつ病によって低下していた認知能力は回復します。
従って、認知症と診断されている場合も、うつ病の有無についてきちんと診断を受けておく必要があります。

≪体の病気が隠れていることも≫
うつ病にも認知症にも見られる体の変化には、「体重減少」や「食欲低下」などの症状があります。
これらの症状は、がんや甲状腺機能低下症、糖尿病などでも起こります。
抑うつ症状の裏に、こうした病気が隠れていないかどうか、内科的なチェックをしておく必要も出てきます。

うつ病を疑うサイン≫
高齢者のうつ病のサインは、認知症の初期症状と似ているものが多いが、認知症によって「できない」のか、うつ病で「意欲がなくて行わない」のか見極めは難しい。
・ 家の中に引きこもりがちになる
・ 好きなことをしなくなる
・ 眠れなくなる
・ 食欲が低下する
・ 探し物が増える
・ 簡単な家事しか行わなくなった
・ 最近喪失体験があった

認知症うつ病の違い≫
認知症うつ病の正確な鑑別は専門家でないと難しいが、認知症うつ病では「受ける印象」が異なる場合が多い。
うつ病では悲哀感が強い
うつ病の場合、体の症状が苦痛だと訴えるなど、悲哀感、抑うつ感が強い。
アルツハイマー認知症では、無気力感が強い
アルツハイマー認知症では、やる気のなさや無気力感が強く、自責の念や抑うつ感が薄いという特徴がある。
うつ病 正しく知って治す より」

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