記憶は脳のあらゆる場所に振り分けて保存されている

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記憶は脳のあらゆる場所に振り分けて保存されている

「記憶力をよくしたい。どうすれば記憶力を鍛えることができるのか」と思っている方も多いでしょう。
これは記憶力があやしくなってきた中高年だけでなく、受験生などにとっても切実な問題です。
では、どうすれば記憶力をよくすることができるのでしょうか。
それには、まず、記憶がどのように脳に保存されているかを理解していただく必要があります。

記憶とは、脳に刺激が入ってきたときに、その刺激を脳の中に残しておく現象のことで、短期記憶と長期記憶の2つがあります。

短期記憶とは、必要があって一時的に覚えておく記憶のことです。
たとえば、電話をかけるときに一時的に電話番号を覚えたり、出かけるときに、何時何分発の電車に乗ろうと思って、その時間を頭に入れておいたりすることがよくありますが、このような種類の記憶が短期記憶です。
短期記憶は、用が済んだらすぐに忘れてしまってよい記憶です。

もう一つの長期記憶は、昔の思い出や、勉強して得た知識、本を読んで学んだことなど、ずっと長く覚えておく記憶のことです。
私たちが普通、記憶と呼んでいるのは、ほとんどの場合この長期記憶を指しています。

長期記憶には、陳述記憶、非陳述記憶、条件反射、非連合学習がありますが、このうち重要なのは「陳述記憶」「非陳述記憶」です。

陳述記憶とは言葉で説明できる記憶のことです。
たとえば、「先月、エジプトに旅行してピラミッドを見て来た。治安が悪いので、ツアーにはずっと警備員がついていた」などというのが陳述記憶で、別名、顕在記憶ともいいます。
このような記憶は、知識として脳の頭頂連合野や側頭連合野に保存されます。

これに対して、言葉では説明できない記憶もあります。
たとえば、スポーツをしたり、車を運転したりすることも記憶として残りますが、これらは、どういうふうに手足を動かすとか、どのくらい力を入れるかなどといった体で体得する記憶で、内容そのものを言葉では表現しにくい記憶です。
これが非陳述記憶です。内在記憶ともいいます。
このような非陳述記憶は運動性皮質や大脳基底核に保存されます。

記憶は、脳の一ヶ所にまとめて保存されているわけではなく、感覚情報ごとに、あらゆる場所に振り分けられて保存されていること、そして、長期記憶はすべて中心溝より後ろの部分に保存されているまだということを、まず理解して下さい。

★ 記憶には短期記憶と長期記憶がある。
★ 記憶の保存場所は1ヵ所だけではない。感覚情報ごとに、それぞれの場所に振り分けて保存されている。
★ 長期記憶はすべて脳の中心溝より後ろに保存されている。
「脳ボケはNO!脳を悦ばせて生涯現役 より」

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脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。

ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。このシナプスは、年をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのために必要な素材として栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12です。

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