肥満から脳・心血管疾患のハイリスクへ

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肥満から脳・心血管疾患のハイリスクへ
メタボリック・シンドロームとは?

生活習慣病という病気は、その名の通り、私たちの生活の中で習慣やクセとなってしまった食生活や行動パターンの乱れを重ねていくうちに、加齢とも関係しながらさまざまな症状が現れてくる病気です。
高血圧にしても、糖尿病にしても、高脂血症にしてもみんな同じです。
言い換えれば、病状の進行や合併症の発症に伴う時間の経過が長いのが生活習慣病の特徴です。

生活習慣病がやがて引き起こすことになる心血管疾患や脳血管疾患は、がんに次いで死亡者数の多い病気です。
しかし、時間の経過とともに病状がゆっくり進行・悪化するために、残念ながら、生活習慣病の治療に対する患者本人のモチベーションはそれほど高くはない、あるいは長続きしないといった状況があるように思われます。
頭の片隅で気にしていても、実際に深刻な症状か現れる前に自分の生活習慣を努力して改善しようと意識的に取り組む人は、実際の有病者の数に比べやはり少ないようです。

他の病気、たとえばがんの場合、「癌」「腫瘍」などというインパクトの強い病名や表記のせいもあると思われますが、がんが進行すると異常ながん細胞が無秩序に増殖し、やがて全身に散らばり、他の臓器に転移してしまい、手術や放射線といった局所的な治療ではとても効果をあげることができない、そうした認識が私たちの共通認識となっています。

ですから、私たちの多くはがんにかかっていなくても、家族や知り合いの誰かががんになると、さまざまな本やホームページを活用して病気や検査・治療、セカンドオピニオンの行い方、あるいは相談するにふさわしい医療機関のレベルなどを調べようとします。
また、有名人ががんで亡くなったというニュースが報道されると、検診に対する人々の関心やモチベーションもぐっと高まります。
そうした患者や家族、あるいは市民の姿勢ががん治療を大きく前進させてきた経緯があります。

いま、生活習慣病ではメタボリック・シンドロームが同じような役割を果たしつつあります。
たしかに、インパクトのある名前です。
すでに、「メタボな体」「メタボな食事」などと日常会話の中で気軽に使われるほどになり、メタボリック・シンドロームという言葉は私たちの間に急速に浸透してきました。
「メタボリック」は「内分泌代謝」という意味で、「シンドローム」は「症候群」という意味です。
つまり、内分泌代謝というシステムが異常をきたして発症する病気だということ。

生命活動を維持する恒常性維持(ホメオスタシス)を担うホルモンには、成長ホルモン、副腎皮質ホルモン、アドレナリンなど、さまざまな種類がありますが、特に、メタボリック・シンドロームは糖の代謝(筋肉や肝臓に糖を取り込む)に関わるインスリンや、脂肪細胞から産生されるさまざまな生理活性物質(サイトカインやホルモン)の分泌調節異常によって起こる病気だということです。

メタボリック・シンドロームは日本語で「内臓脂肪症候群」「内臓脂肪型肥満」と呼ばれますが、まさに内分泌代謝異常と密接な関連があるのです。メタボリック・シンドロームという病名の衝撃が、多くの人にとって生活習慣病についての正しい理解や的確な健康管理に結びついていくことを願っています。
メタボリック・シンドロームを知る より」

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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には広く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
ただし、おもしろいことに、納豆やみそ、たくあんなど、日本に古くからある保存食には、植物性でも例外的にビタミンB12が含まれています。これは、発酵の過程でビタミンB12が作られるためと考えられます。

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html