アルコールによるアセトアルデヒドの蓄積が免疫を弱める

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アルコールによるアセトアルデヒドの蓄積が免疫を弱める

● 摂取したアルコールの20%は胃で、80%は十二指腸で吸収される。
● 肝臓でアルコールを分解する際、アセトアルデヒドという毒性をもった物質が作られる。

≪アルコールの健康への悪影響≫

飲酒などで摂取したアルコールは胃や小腸で吸収され、肝臓へ運ばれます。
肝臓では、まず肝細胞から分泌されるアルコール脱水素酵素(ADH)によってアセトアルデヒドに分解されます。
アセトアルデヒドは毒性があり、二日酔いの原因になると考えられています。
さらにアセトアルデヒドアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)により分解され酢酸となり、最後には水と二酸化炭素となって排出されます。

飲酒はビタミンB群の吸収を妨げるとともに、脂肪の合成を増大させます。

また、アセトアルデヒドの毒性が経年蓄積されると、栄養吸収や免疫機構、肝機能などにも悪影響をおよぼします。

≪適量の飲酒は健康によい?≫

アルコールは、発がん物質を体内に取りこみやすくし、通過経路である口腔、咽頭、食道、肝臓、乳房、すい臓のがんのリスクを上げます。
喫煙者の飲酒量とがんリスクの関与も報告されています。

抗利尿ホルモンの分泌を抑制する作用もあって、水分を多く排出させ、アルコール分解に多くのビタミンを利用するなどの影響もあります。

一方、適量の飲酒が体によい影響をもたらすという研究も多数発表されています。
1缶ほどのビールは、脳卒中や心臓病の急死リスクを減らし、カルシウムの排出を促進することで腎結石の悪化を防ぐという研究があります。
また、グラス1杯のワインには、胃潰瘍の原因となるヘリコバクター・ピロリ菌の除去、コレステロールの動脈壁への蓄積防止、動脈の血液凝固の原因となるフィブリンの破壊作用などが報告されています。
「体をまもるしくみ辞典 より」

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≪ビタミンB12の働き≫
(1)核酸たんぱく質の生合成
ビタミンB12は、生体で最重要とされる核酸たんぱく質の生合成を司っています。
新しい核酸、たんぱくが生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わり、ビタミンB12の「修理工」的機能が発現します。
その結果が時には若返りにもつながることとなります。

(2)補酵素としての機能
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い流すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。

(3)神経の修理・再生
ビタミンB12は切断された神経繊維の再結合と機能回復、神経興奮の伝わり方(興奮電動速度)の増大、破壊された神経組織の周辺での幼若神経の新生など、”修理工”としての効果を持っています。

(4)免疫調整
生体内に異物が侵入し、これが生体の防御システムによって異物として認識されると、それを抗原とする抗体が生産されます。
この抗体は蛋白質ですので、ここでまた蛋白質の生体内合成系の問題が登場します。酵素蛋白の生合成にビタミンB12が関与しますので、”当然”免疫抗体の形成という名の蛋白合成にも同様な関与が推定されます。
ビタミンB12は、蛋白質核酸の生合成を推進しますので、免疫学的な効果、たとえば抗体(蛋白質)産生が強化されても不思議ではありません。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html