かゆみは皮膚の末梢神経が刺激されて起こる

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かゆみは皮膚の末梢神経が刺激されて起こる

● かゆみには、末梢性のかゆみと中枢性のかゆみがある。
● 末梢性のかゆみは、外部からの刺激と、細胞の放出する物質により引き起こされる。

≪かゆみとは≫

かゆみ(そう痒感)は、表皮から真皮にかけて存在する末梢神経のうちもっとも細い神経線維がさまざまな原因で刺激されて起こります。
電気刺激や機械刺激、温熱刺激、ヒスタミンなどの物質による刺激で活性化されて生じる「末梢性のかゆみ」、下垂体から放出されるオピオイドペプチドがその受容体に結合することによって生じる「中枢性のかゆみ」の2つがあります。

末梢性のかゆみは、アトピー性皮膚炎やじんましんなどの炎症性の皮膚病、病気だけではなく、虫さされ、皮膚の乾燥から生じます。
中枢性のかゆみは、肝臓病や腎臓病などの内臓疾患と一部のアトピー性皮膚炎によってもおこります。

≪末梢性のかゆみのメカニズム≫

皮膚に刺激を受けると、表皮の末梢神経からサブスタンスP(SP)などの神経伝達物質が放出されます。
表皮に分泌されたサブスタンスPは、血管内皮細胞の膜に結合して血管を拡張させるので、皮膚は赤く見えるようになります。
また、表皮のサブスタンスPは、真皮の肥満細胞を刺激し、ヒスタミンやプロテイナーゼを放出させ、他の神経線維を興奮させます。

神経線維を刺激してかゆみを起こす物質には、サブスタンスP、ヒスタミン、プロテイナーゼ(トリプターゼ、キマーゼなど)のほかに、セロトニン、ブラジキニン、エンドルフィン、インターロイキン2などがあります。

◆ かゆみとストレス ◆
かゆみは痛みと同様、精神的なストレスと強く結びついています。
強度のストレス受けると、知覚神経終末からかゆみを引き起こす物質が放出され、かゆみを引き起こします。
不安や抑うつ、緊張などもかゆみを強め、交感神経を緊張させるコーヒーなどの刺激物などによっても、かゆみが悪化することがあります。
かゆみは、痛みと同様、抗うつ薬抗不安薬の使用で軽減されることがあります。

『乾燥肌がかゆみを生じやすいのは、皮膚のバリアが不足して、かゆみを感じさせる刺激が容易に皮膚内部に侵入し、C線維(末梢神経)を刺激するためといわれます。』
「体をまもるしくみ辞典 より」

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≪ビタミンB12の働き≫

(1)核酸たんぱく質の生合成
ビタミンB12は、生体で最重要とされる核酸たんぱく質の生合成を司っています。
新しい核酸、たんぱくが生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わり、ビタミンB12の「修理工」的機能が発現します。
その結果が時には若返りにもつながることとなります。

(2)補酵素としての機能
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い流すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。

(3)神経の修理・再生
ビタミンB12は切断された神経繊維の再結合と機能回復、神経興奮の伝わり方(興奮電動速度)の増大、破壊された神経組織の周辺での幼若神経の新生など、”修理工”としての効果を持っています。

(4)免疫調整
生体内に異物が侵入し、これが生体の防御システムによって異物として認識されると、それを抗原とする抗体が生産されます。
この抗体は蛋白質ですので、ここでまた蛋白質の生体内合成系の問題が登場します。酵素蛋白の生合成にビタミンB12が関与しますので、”当然”免疫抗体の形成という名の蛋白合成にも同様な関与が推定されます。
ビタミンB12は、蛋白質核酸の生合成を推進しますので、免疫学的な効果、たとえば抗体(蛋白質)産生が強化されても不思議ではありません。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html