全身へ栄養、免疫細胞を運ぶ血管

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全身へ栄養、免疫細胞を運ぶ血管

● 毛細血管を通じて免疫細胞は、組織へ運ばれる。
● 血管とリンパ管内を流れる内容物の違いは、リンパ管に赤血球などの赤色要素がないこと。

≪免疫細胞は毛細血管から組織へ≫

血管の長さは成人で全長9万km、重さは体重の3%といわれます。
その種類は動脈、静脈、毛細血管の3種類。
動脈は弾力のある血管で、心臓から栄養や酸素を各組織へ勢いよく運びます。
静脈は老廃物を各組織から集めて心臓へ戻る血管で、壁は薄く、血液の逆流を防ぐ弁があります。
動脈と静脈の間をつなぐのは、網の目状に広がる毛細血管です。

毛細血管は直径8μmと細く、壁が薄いため、酸素や栄養素、老廃物などが壁を浸透して交換され、免疫細胞も血管壁のすき間から組織へと移動します。
骨髄で生まれた免疫細胞は、洞様毛細血管という直径約30μmの太い毛細血管から中心動脈に移動し、各組織へと運ばれます。

≪血管からリンパ管へ≫

動静脈の先に続く毛細血管からは、水分と栄養を含んだ組織間液と呼ばれる血液の液体成分がしみ出て、組織と血管の間を満たしています。
赤血球は大きいために毛細血管の壁を抜け出ることができません。

組織間液の一部は、静脈と寄り添うように張り巡らされた毛細リンパ管へ浸透し、リンパ液となります。
リンパ液は血しょうとほぼ同じ成分で、ふたたび血流となって循環します。

免疫細胞はこれらのリンパ液、組織間液、血液の流れを利用して、各組織や血管、リンパ管をくまなく移動することができるのです。

『血管で太いものは1cm以上もありますが、毛細血管の直径はおよそ5μmから10μmで、免疫細胞も体を変形させてやっと通過するほどの太さしかありません。』
「体をまもるしくみ辞典 より」

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≪ビタミンB12の働き≫

(1)核酸たんぱく質の生合成
ビタミンB12は、生体で最重要とされる核酸たんぱく質の生合成を司っています。
新しい核酸、たんぱくが生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わり、ビタミンB12の「修理工」的機能が発現します。
その結果が時には若返りにもつながることとなります。

(2)補酵素としての機能
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い流すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。

(3)神経の修理・再生
ビタミンB12は切断された神経繊維の再結合と機能回復、神経興奮の伝わり方(興奮電動速度)の増大、破壊された神経組織の周辺での幼若神経の新生など、”修理工”としての効果を持っています。

(4)免疫調整
生体内に異物が侵入し、これが生体の防御システムによって異物として認識されると、それを抗原とする抗体が生産されます。
この抗体は蛋白質ですので、ここでまた蛋白質の生体内合成系の問題が登場します。酵素蛋白の生合成にビタミンB12が関与しますので、”当然”免疫抗体の形成という名の蛋白合成にも同様な関与が推定されます。
ビタミンB12は、蛋白質核酸の生合成を推進しますので、免疫学的な効果、たとえば抗体(蛋白質)産生が強化されても不思議ではありません。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html