脳が働く6つの食事法(4)

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脳が働く6つの食事法(4)
4. 1日3回、規則正しく食べる

≪食事時間のやりくりも脳トレ

食事法の4、『1日3回、規則正しく食べる』ためには、今、どれくらい食べるか、また次の食事を何時に摂るかなど、食事スケジュールを立てなければなりません。
サラリーマンであれば仕事が忙しくて、食事のことなんて考えてられないと思うかもしれません。

でも、スケジュールを立てることは前頭極(10野)を鍛えることにつながります。
人によっていろんなパターンがあるとは思いますが、出勤後、今日何をしなければいけないのか、優先順位をつけながら大まかなスケジュールを立て、段取りを組みます。
これは前頭前野(46野)で行われ、ワーキングメモリーとして46野に保存されます。
そのときに、食事の予定もいれてみましょう。
この仕事が終わったら昼食にしようという予定を立てたら、昼食が報酬代わりになり、仕事が順調に進んだ後に気分よくランチタイムになれば、食事もおいしく感じます。

すると、VTAシステムのスイッチが入るのです。

スケジュールを立てることで10野を鍛え、昼食をすることでVTAシステムを働かせることができます。
この2つを毎日続ければ、仕事に対する意欲に大きな変化が起こるはずです。

また、決まった時間に同じことをしていると、そのパターンに脳が慣れてきて、スムーズに運ぶことができるようになります。
ですから、できるだけ同じ時間帯に食事を摂るようにすれば、就業時間中に能力を発揮しやすくなります。
昼食の時間が一定してくれば、夕食の時間も自ずと決まってくる人も多いでしょう。

しかし、スケジュールさえ立てれば、常に空腹にしてから食事が摂れるかといえば、そうでもありません。
食べる量が問題になります。
昼食を少なめにすると4時ぐらいには空腹になってしまいますし、多く食べすぎてしまうと、いつもの夕食になっても空腹にはなりません。

これに関しては、自分で学習するしかないのです。
何をどれくらい食べたら何時間ぐらいもつか。
これは個人によっても違いますし、その日の運動量によっても変わってきます。
ですから、食べた物、食べた量、次の食事までの時間などを記憶して、次の日からの参考にしなければならないのです。

前頭葉側坐核から海馬までつながっている辺縁系を働かせる回路。これをVTAシステム(中脳皮質辺縁系)と呼んでいます。大脳と小脳をつないでいる脳幹には、腹側被蓋野(A10神経核)と呼ばれる神経核があり、ここに刺激が伝わると、伝達物質としてドーパミンを分泌します。
ドーパミンはまず前頭葉側坐核に伝わります。さらに前頭前野、運動前野、運動野を賦活し、側坐核から、淡蒼球扁桃核などを働かせ、海馬まで伝わっていきます。
このドーパミンが伝わった領域は、すべて働きがよくなります。前頭前野に伝わると考える能力が高まり、ワーキングメモリーの能力も高まりますから、次々といいアイディアが浮かんできます。運動前野では手先が器用に動くようになり、海馬では記憶力がグンと増します。というように、伝わった領域を活性化させるのです。』
「衰えない脳は14日でつくれる より」

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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

ビタミンB12とは…?

ビタミンB12の研究初期は、ビタミンB12といえば悪性貧血、悪性貧血といえばビタミンB12といわれました。
しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調 ―手足の痺れ・麻痺・痛みなど― はもちろん、中枢神経 ―脳・脊髄― の機能低下にも有効であることが明らかになっています。

近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。

長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。

ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。

ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
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子供たちの集中力・学力向上、受験にビタミンB12
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