脳が働く6つの食事法(5)

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脳が働く6つの食事法(5)
5. メニューを脳に記憶させる

≪記憶はインプットしてアウトプットする≫

質問。昨日の昼食の内容を3秒以内に答えてください。
とても印象的な昼食だとすぐに思い出せますが、行きつけの定食屋だと思い出しにくいものです。
なぜ、このような質問をしたかというと、思い出し作業をしてもらうためです。
昨日食べた昼食を忘れるはずはないのですが、思い出し作業をしないと、本当に思い出せなくなります。
記憶のインプットはできても、アウトプットができません。

毎日食べる昼食を必死に覚える必要はありませんが、こういった記憶に埋もれがちな日常のささいなことをアウトプット(思い出し)することで、脳の中の伝達がスムーズになります。

昨日の食事がすぐに思い出せない。
これは昼食だけに限りません。
Aさんに最後に会ったのはいつか、そのときどんな話をしたか、など日常生活を超えたビジネスの場でも、情報のアウトプットが困難になってきます。

だから、食べたものの思い出し作業をするとよいのです。
思い出すときには、これからすることと関係づけることになるので、前頭極(10野)が働くからです。

そのために有効なのが、食事の内容や食べた時間を日記やブログにつけることです。
こと細かく書く必要はありませんし、できる人なら1週間まとめ書きをしてもかまいません。
友人や同僚と食べたのなら、その会話から食事の内容を思い出すこともあるでしょうし、レシートを見て金額からメニューを探ることもできます。
このように思い出す作業は10野を鍛えることになりますし、思い出しやすいように目標をもって食事をするようになるはずです。

さらに、何を食べたか思い出すと、その味まで再現され、「あの肉はジーューシーだった」、「黒胡椒がピリッと効いていて、うまかった」など、味覚の記憶もよみがえってくることもあるでしょう。
これもまた、食事の学習になるのです。
おいしい食事のことを何日後かに思い出して、幸せな気分に浸ることが10野を鍛えることになるのですから、難しい勉強をするよりよっぽど楽しい作業です。
そのためにも、毎食、印象に残るようなおいしい食事をすることが大切なのです。

このように食の学習とは、意識して食事を摂るような習慣をつけることが一番の目的であり、また、食事内容を思い出すことで10野を鍛えることにもなります。
ですから、大雑把でもいいですから続けること。
そうやって、食事の位置づけを「何となく」から「意識して」に変化させていきましょう。

意識して食事を摂ることによって、1日3回、規則正しく食べられるようになり、健康を維持しながら、10野を活性化させることができるのです。
「衰えない脳は14日でつくれる より」

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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

ビタミンB12とは…?

ビタミンB12の研究初期は、ビタミンB12といえば悪性貧血、悪性貧血といえばビタミンB12といわれました。
しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調 ―手足の痺れ・麻痺・痛みなど― はもちろん、中枢神経 ―脳・脊髄― の機能低下にも有効であることが明らかになっています。

近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。

長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。

ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。

ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの集中力・学力向上、受験にビタミンB12
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