どうやって前頭極を働かせるか

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どうやって前頭極を働かせるか

脳の情報伝達は、神経細胞(ニューロン)とそれらをつなぐシナプスによって行われています。
神経細胞は本体となる細胞体、そこから伸びる軸索と樹状突起で構成されています。
樹状突起は情報を受け取るためのシナプスを数十から数万備え、軸索は他の神経細胞から伝わってきた情報を次の神経細胞へ伝える役目をします。
シナプスとは、この軸策の先端と受け手の神経細胞(細胞体と樹状突起)の継ぎ目、つまり2つの間にあるほんのわずかなすき間の総称で、つまり、神経細胞神経細胞のつなぎ役をしているわけです。
このシナプス神経細胞同士をつなぐことによって、情報が伝達され、行動に移ることができるわけです。

シナプスが増えると、神経細胞が少し大きくなります。
しかし、シナプスの増加だけで脳容量の増加は説明できません。
神経細胞の数が増えないと容量は増えないと思われます。
大脳皮質のどの領域でも、最近は神経細胞が増えることが報告されています。

レーニングで脳容量が増えることが最初に報告されたのが、3つ玉ジャグリングを3ヶ月、1分間続けたら18野(動くものを見て理解する領域)と40野(空間的な関係を総合的に理解する領域)が大きくなったという研究で、2004年のこと(ドラガンスキーら)です。
大脳皮質で増えた神経細胞が、訓練のときに確かに働いたということはまだ証明されていません。

また、トレーニングで大きくなった脳は再構成されて小さくなりますが、働きは残ります。
ですから、訓練して脳が大きくなり、いろんなことができるようになっても、頭蓋骨からはみ出すことはありません。

容量が大きくなった領域の神経細胞は、その領域にあるものが分裂して増えるのではありません。
脳の奥のほうに側脳室という空間があって脳脊髄液を製造しています。
その側脳室の壁のところで神経細胞がつくられ、大脳皮質へ運ばれてゆき、そこでシナプスができて回路が複雑になっていきます。

このように一度つながった神経細胞の経路は、記憶として残ります。
ですから領域が大きくなったということは、たくさんのシナプスによって神経細胞同士がつながり情報経路が増強され、より多い情報量を早く伝達されるようになったと考えられるわけです。
つまり、分かりやすく言うと「頭の回転」が速く、そしてよくなったということです。
大都会の地下鉄と田舎の地下鉄では、機動性がまったく違うというのと同じようなことです。
また、一度つながった情報経路は使わないと減ります。
老化などでもシナプス自体は使えば死ぬまでなくなることはありません。

ここで大切なことは、例えばジャグリングなどで脳を鍛えれば、鍛えただけそのつながりは増え、働く領域が大きくなります。
しかも、鍛えて大きくなった領域は、ジャグリング運動だけに使われるわけではない、ということです。
仕事や日常生活においても、鍛えられて大きくなった脳が、情報を速く、多く、そして適切に処理することができるようになるわけです。

『前頭極は、人間だけに与えられた特権ともいえる脳の領域です。前頭極の働きは非常に高度かつ高級なもので、「人間らしい行動」、つまり創造する、考える、人と話をする、手を使うなどの行動は、すべてこの前頭極でなければなしえません。』
「衰えない脳は14日でつくれる より」

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脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質というものが行き来します。
2本の神経線維で1単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。
シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。

ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、シナプスはこわれていきます。
ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。

ビタミンB12は、体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。
とりわけ、脳や神経の修復には、ビタミンB12が不可欠なのです。

ビタミンB12とは…?

ビタミンB12の研究初期は、ビタミンB12といえば悪性貧血、悪性貧血といえばビタミンB12といわれました。
しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調 ―手足の痺れ・麻痺・痛みなど― はもちろん、中枢神経 ―脳・脊髄― の機能低下にも有効であることが明らかになっています。

近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。

長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。

ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。

ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html