ニューロンだけでなくグリア細胞にも大切な役割がある

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ニューロンだけでなくグリア細胞にも大切な役割がある

グリア細胞ニューロンに栄養を送ったり、免疫も担っています。
そのグリア細胞が、脳細胞1000億の中で、100億程度のニューロンの数十倍あるのです。
ニューロンに栄養を送るグリア細胞がなければ、ニューロンも働けないわけです。

そして、問題なのはニューロンは死にやすい細胞だということです。
たとえば、シャーレにニューロンだけを入れておいたらすぐに死んでしまいます。
ところが、グリア細胞をシャーレに入れておくと、いろいろな成分を出すのですが、その上澄み液を入れておくと、ニューロンは生きながらえるのです。
ですから、グリア細胞の出している何種類かの栄養因子がニューロンが生きながらえるには必要なのです。

グリア細胞の数も年齢とともに多少減っていきますが、ニューロンの10倍以上とたくさんあるので、それほど問題になりません。

グリア細胞ニューロンはまったく役割が違っていて、ニューロンは電気が流れるほうです。
ですから、グリア細胞だけが生き残っていても、電気が流れないので、頭が働かないというわけです。

ただし、最近のアメリカの国立衛星研究所の研究では、グリア細胞同士で、ニューロンの状況をモニターしながら情報をやりとりして、ニューロンシナプス形成をコントロールしているのではないかという説も発表されています。

そうなると、それまで、おもに栄養補給で、ニューロンに比べてたいした役割をしていないように思われてきたグリア細胞も、もちろん栄養補給が大切なことはいうまでもありませんが、さらに重要な役割を担っていたことになるわけです。
もう少し研究が進めば、グリア細胞の働きももっとはっきりしてくることでしょう。

このようにいまの段階では、たいした役割しかしていない、あるいは、どのような役割をしているのかよくわからない細胞であっても、もう少し研究が進めば、重大な役割を担っているということがわかるかもしれません。
これまで進化をへて、生き残ってきた細胞や器官などは、それなりに必要で大切だと考えられるのです。
「いつまでも『老いない脳』をつくる10の生活習慣 より」

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脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成、核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。

ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。

このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
熟年の人達が正確で、いろいろな状況下で“成熟した”判断を行い、好ましい結果を得ることができるのは、そのためであろうと思います。

高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12であります。

栄養をニューロンに補給するのに役立つグリア細胞というのがあります。
アインシュタインの脳には、ニューロン1本あたりのグリア細胞が多かったという報告もあります。

ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
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