セロトニン神経を活性化させるものとは

イメージ 1

セロトニン神経を活性化させるものとは

セロトニン神経を活性化させるための具体的な方法をご紹介していきましょう。

セロトニン神経を活性化させるものは、主に二つあります。
一つは「太陽の光」、もう一つは「リズム運動」です。
まずは、「太陽の光」の方からお話しましょう。

みなさんは「冬季うつ病」という病気をご存知でしょうか?
文字通り冬になると発病するうつ病なのですが、これは北欧など、冬に極端に日照時間が短くなる地域に多くみられる病気です。

この治療には、冬でも比較的日照時間が長く暖かな地域への転地療法が効果的です。
たとえば、北欧で冬季うつ病になった人を、南イタリアの太陽が燦々と輝くところへ連れていくのです。
すると、それだけでこの病気は回復してしまいます。
それは、この病気の原因が「日照不足」にあるからです。

私たちの生命活動には、私たちが思っている以上に太陽光が密接に関係しています。

たとえば、私たちはものを見るとき、光を必要とします。
「見る」ということは、光によって媒介される映像が網膜から入り、視神経を経て、最終的には大脳皮質の資格野で映像として認識されるということだからです。

網膜から入ってきた「光」の信号は、「見る」以外にも、脳のさまざまなところに影響を与えています。

私たちの身体は地球の自転に合わせ、約24時間サイクルで変動する「生体時計」を持っていますが、この生体時計のズレを修正してくれているのも太陽の光です。

脳は、日没とともに、自律神経を副交感神経優位に切り換え、生体の活動レベルを下げ、エネルギーを蓄積するように指令を出します。
そして、太陽の光を受けると、自律神経を交感神経優位に切り換え、活動レベルを上げるように指令を出します。

海外旅行へ行くと、時差ボケに苦しむ人が少なくありませんが、これは生体時計の周期と、光による調節作用の間に生じた大きな「ギャップ」によって起きる不調です。

同じように、網膜から入った光信号の影響を直接受けるのが、セロトニン神経です。
セロトニン神経は、覚醒と睡眠によってインパルスの頻度を変えますが、このスイッチングに影響を与えているのが光信号なのです。

網膜から入った太陽の光が信号として達することによって、セロトニン神経は興奮し、インパルスの頻度を上げ、脳の覚醒状態を演出する、ということです。

おもしろいのが、このようにセロトニン神経を興奮させる光信号は、「太陽の光」でなければダメだということです。
最近は、冬季うつ病の治療には、必ずしも太陽の光でなくても、2500~3500ルクスという太陽光と同じ程度の強さの光であれば、その効果が確認されています。
ですから、正しくは、「太陽の光のような強い光」がセロトニンを興奮させるということです。

冬になると、どうも気持ちが落ち込みやすいという人や、雨や曇りが続くと気分がうつうつとしてくるという人は多いと思いますが、これは日照不足からセロトニン神経の機能が低下し、その結果、脳内のセロトニン濃度が低くなったことによって軽いうつ状態が生じているのです。
「脳からストレスを消す技術 より」

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。

≪ビタミンB12の働き≫
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

最近の研究で、ビタミンB12はバイオリズムにかかわっていることがわかってきました。
不規則な生活が続くと、バイオリズムが乱れて、自分の意思で起きたり、眠ったりできなくなります。
昼間居眠りをするようでは仕事に支障をきたしかねません。
そこで、試してみたいのがビタミンB12です。大量に取ると、バイオリズムの回復に役立つと考えられています。
海外旅行の時差ぼけも、なかなか解消しにくいものですが、ビタミンB12を試してみてはいかがでしょう。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html