感動しないと脳は鈍る

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感動しないと脳は鈍る

人間の目や耳から入った情報は、神経を通って視覚中枢や聴覚中枢に届き、そこからさまざまな脳内の神経細胞とその情報を伝える多くの神経回路を経由します。
短期記憶をつかさどる「海馬回」、危機感をつかさどる「扁桃核」、好き嫌いや興味・関心をつかさどる「側坐核」、言語や表情、感動をつかさどる「尾状核」、意欲や自律神経をつかさどる「視床下部」、匂いに対する反応にかかわる「嗅結節」など、これらの神経群のことを総称し、「A10神経群」と呼びます。
ここで生まれるのが「感情」です。
脳では情報に対して最初に「好きだ」「嫌いだ」といった気持ちが発生するわけです。
A10神経群」は、いわば感情をつくる中枢で、「A10神経群」が壊れてしまうと「気持ち」を生むことができなくなってしまいます。
情報に対する感情がなくなり、笑顔もつくれません。

【脳に悪い習慣◆宗峽銈」「疲れた」とグチを言う】
★感動しないと脳は鈍る

脳にとって、人の話を聞いたときや新しい知識に触れたときなどに、素直に「すごいな」と感動することは非常に大切です。
これは、A10神経群に感動をつかさどる「尾状核」があり、気持ちを動かすことができると、判断力と理解力が高まるからです。
「感動する力」は、脳をレベルアップさせるのです。

感動というのは、何も特別、大それたことに対してでなくてもかまいません。
日常的な会話のなかでも、自分が知らないことが一つでもあれば「そうなんですか。すごいですね」「それはおもしろいな」などと気持ちを動かすことができるはずです。

とはいえ、人と話しているときに「つまらないな」と話半分に聞くなど、情報に対して消極的でいては、感動はできません。
最近「すごいな」と思ったことがすぐに思い出せない方は、脳が鈍っている証拠ですから、注意が必要です。

「最近、あまり感動していないかもしれない」という場合は、周囲の環境を見直してみましょう。
周りが無感動な人ばかりだと、脳の感動する力が弱まってしまうことがあります。
これは、冷めた人が集まる組織のなかで自分だけ感動しようとしても、脳の「統一・一貫性」を保とうとするクセから考えて難しいものだからです。

では、冷めた人に囲まれている人は、どうすればよいのでしょうか。

難しく聞こえるかもしれませんが、脳の「統一・一貫性」というクセをうまく使うことを考えれば、まわりを変えるように地道に働きかけるしかありません。
つまり「環境が悪いのだ」とあきらめるのではなく、「自分から環境を変えよう」と考えるのです。

まずは周囲が興味を示して乗ってくる話題選びを意識し、会話の盛り上げ役になるという心意気をもちましょう。
高尚な話題を無理に探す必要はありません。
「自分がいることで、その場が明るくなるようにしよう」というくらいの心がけでも、最初は十分です。

また、誰かが話をしているときは、「なるほど」「すごいね」などと言葉をそえながら話を聞くようにしましょう。
組織のメンバーが「すごいね」「おもしろいね」と言い合って話が盛り上がるようになると、自分自身も感動できる場面が増えてくるはずです。
そして、感動し合えるチームは雰囲気がよくなるだけでなく、脳の判断力、理解力が増すことで仕事のパフォーマンスも確実にアップするのです。

※「自己保存」…脳は自分を守ろうとする本能
※「統一・一貫性」…脳は統一性、一貫性が保たれなくなるような情報を避けようとする本能
非常にわかりやすいのが、人は、自分と反対の意見を言う人を嫌いになるという反応です。
冷静に考えれば、意見が違ったからといって、それを言う人のことまで嫌いになる理由はないはずです。
ところが、脳は自らの意見と異なるものを「統一・一貫性」にはずれるために拒否し、また「自己保存」が働くことによって自分を守ろうとするため、相手の意見を論破しようとさえすることがあります。
「脳に悪い7つの習慣 より」

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ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。

また、ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html